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メディカルトレーナー部 秋の活動報告@びわ湖高島トレイルランニングinくつき ~救護編~

2016年11月1日

いよいよ本番の日を迎えました :sign02:

まずは前日の研修の様子をチェック :wink:
メディカルトレーナー部 秋の活動報告@びわ湖高島トレイルランニングinくつき ~研修編~

40kmのロングコースと18kmのショートコースに分かれ、高島市内の山道を走るトレイルランニング大会 :run:

メディカルトレーナー部にとっては、初の山岳レースでの救護活動となります :dash:

スタート地点は昨日も紹介した「グリーンパーク想い出の森」です 8)

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ロングコースのスタートはナント朝の6時半です :sun:

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メディカルトレーナー部はスタート前の選手のコンディショニングのため、これまたナント朝3時 8-O に起床して準備を行いました :good:

トレイルランニングの競技特性から、捻挫を繰り返すことによる靭帯や半月板損傷など下肢の慢性化した障がいを訴える選手が多く、早朝にも関わらずスタート直前まで救護ブースはコンディショニングやテーピングを希望する選手で大盛況でした :sign01:

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このトレイルランニング大会では、スタートからゴールまでの3地点にエイドブースが設置されていました :happy:

スタート後、部員達は各エイドステーションに分かれて給水やテーピングなどのケアにあたりました :rock:

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エイドブースには給水の他に、果物などの食べ物も配布していました :scissors:

各エイド間の連絡は部員達が中心となり連絡を取り合います ;)

第1エイドで得た選手の故障などに関する情報を次のエイド担当に伝えて経過観察するなど、エイド間の連携プレーが重要となります :scissors:

ゴール地点は高島市立朽木中学校 :sign01:

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校舎の至るところに高島市の杉の木が使われており、木の温もりを感じる校舎です :oops:

ゴールした後、たくさんのランナー達が過酷なレースで負ったケガの手当てのために救護ブースを訪れました :sweat01:

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ランナーにとっては舗装されたロードを走る時とは異なり、山道では関節運動の範囲が大きくなり、重力負荷もかなりかかるため、膝や股関節への負担は相当なものになります :coldsweats:

目立ったケガはランニング膝(腸脛靭帯炎)などの膝関節周囲の炎症やハムストリングスの疲労性疼痛、足関節捻挫、また木の枝などによる外傷や疲労による筋痙攣などがあり、様々な症状の対応にあたりました :sign01:

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急性の外傷が多く山岳レース特有の処置が多くありましたが、しっかりとランナー達に状況を聞き、医師と菊地先生の指導の下、適切な対応にあたっていました :good:

さらに、閉会式の表彰式ではプレゼンターのお手伝いをさせていただきました :heart01:

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トレイルランニングはコースが山道であり、また各エイド間の距離が10kmほど離れているためエイド間を簡単に行き来することが出来ません :sweat01:

部員達がそれぞれ情報を密に交換し合うことで、スムースにケアを行うことができていました :wink:

今回の処置対応件数は53件 :sign02:

部員達にとっては初めて挑戦する山岳レースということで不安なこともあったと思いますが、新たに多くのことを経験し学べたことで、さらに逞しく成長を遂げた様子でした :up:

大会終了後は、
「マラソンとは異なり、こういうタイプのランナーさんが多かった!」
「急性外傷の評価はこれで本当に適切だったのか?」
「エイドでの人員配置など、工夫が必要!」
「慢性痛の評価は、部位にとらわれることなく、生活歴、競技歴、現病歴を考慮し、総合的に診る必要がある!」
など、早速様々な発言があがり、反省が尽きることはありません :dash:

初めての山岳レースの経験を通して、部員達のモチベーションも一層高まったようです :twisted:

最後に、日本のトレイルランニング競技の第一人者で、この大会をプロデュースされた鏑木毅さん(写真右)と記念撮影 :shine:

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「また、来年以降も、救護協力を!」とのお言葉をいただきました :sign01:

メディカルトレーナー部は、11月も大忙し :run:
11月1日(火)京都西山高校体育クラブコース「スポーツ傷害予防講習」(出張授業)
11月3日(木) 2016ユリカモメマラソンin武庫川 救護ブース運営
11月6日(日) 2016大阪・淀川市民マラソン 救護班(AED隊)
と、週に3回の大会救護活動とそれに備えての練習と、連日活動が続きます 8-O

さらなる成長を目指し、ますます活躍の場が広がるメディカルトレーナー部の活動報告を楽しみにお待ちください :wink:

:run: スポーツ理学療法~メディカルトレーナー部の取り組み~ :run:

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