卒業研究発表

医療保険の保険料

― その上昇と対策について ―

2019年度 【診療情報管理士学科】 口述演題

背景

 日本では国民全員が公的医療保険に加入している.これを国民皆保険制度と言う.1961年に国民皆保険制度が成立されてから保険料は上がる一方だがその原因は何なのか,また上昇の対策としてできることはあるのか調べることにした.

対象者および方法

 対象は,某専門学校の保護者(男性3人,女性17人,不明1名).留置質問紙法調査(自記式)を行い,回答を単純集計し分析した.質問項目は保険料に関するものとした.

結果

 保険料金を把握している人が多く,それは高いと感じる人が約8割を占めた.またその保険料は後期高齢者医療に拠出されているのは知っているかという質問でも,ほとんどの人が知っていることがわかった.この結果より高齢者制度の改革も必要であると感じた.

結論

 保険料が上昇する主な原因は高齢者の増加や医療技術の向上であることがわかった.加えて保険料を下げるには国民医療費の削減も必要であることもわかった.そして保険料の上昇を抑えるには高齢者医療制度の改革,医療費の抑制,新薬と同じ有効成分を使用し効き目・安全性が新薬と同等であること承認されたジェネリック医薬品の利用が求められる.

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