卒業研究発表

いじめの現状

― あなたならどうしますか ―

2019年度 【診療情報管理士学科】 口述演題

背景

 学年別いじめの認知件数について調べ,全国的にいじめの多さを知った.さらにスマートフォンの普及により,SNSでのいじめが年々増加している.そのことから,いじめの方法に違いがあると考えた.

対象者および方法

 対象は,学生83名(男性29名,女性52名,その他1名)と教員14名(男性4名,女性10名)とし,学生と教員のいじめの違いについて調査した.方法は,インターネット(Googleフォーム)によるアンケートを実施した.

結果

 アンケートの結果から,小学校高学年から中学生にかけていじめが多かった.また,いじめられる原因として学生と教員では考え方に違いがあった.さらに,いじめにあったり見たりした場合に,学生も教員も相談するという回答が多かった.SNSでのいじめは,匿名で書けるという原因が多かった.

結論

 相談機関が設けられていることの認知が低いことが分かった.SNSでのいじめ増加は匿名で行えるため軽視されやすいことが原因であると考える.対策として,ソーシャルワーカーや心理カウンセラーの介入,体験談,実際の画像や動画などを使用した講義を行うなどがあげられる.学生だけでなく,教員をはじめとする大人もいじめについて考え直さなければならないだろう.

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