卒業研究発表

学生が実習に対して抱く不安の軽減について

― 実習指導者に好感が持たれる学生の行動に着目して ―

2019年度 【作業療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

 重岡らによると,学生は実習に対する不安が強いことが明らかになっている.学生は「実習中にかかわる人との人間関係」「知識技術に対する」不安が挙げられている.そこで本研究では「実習中にかかわる人との人間関係」に着目した.

対象および方法

 対象は,本校の作業療法士学科昼間部2年,夜間部3年,女性39名,男性13名,計52名(有効回答率80.6%)

結果

 実習指導者が学生の好感が持てる行動として患者様を中心に考える学生に好感を得られる傾向があった.それに対して実習指導者を中心に考えて行動すると好感が得られると感じている学生が多かった.このことから,学生と実習指導者両者とも知識,技術面に対しての意見は少なく重要視されていないことが明らかになった.

結論

 実習に対する不安を軽減するには学生が患者様を第一に考えて行動することが大事だと考える. また,その行動は実習指導者が好感を持てる学生の行動でもある.

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