卒業研究発表

街中で車椅子使用者に遭遇した時の医療系学生の意識調査

2019年度 【作業療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

 今井らは,手助けや見守りといった多様な考えの中でどのようなあり方が望まれるか,様々な観点から議論していく事が必要と述べている.

対象者及び方法

 対象は作業療法士学科昼間部1・2年生,夜間部1・2・3年生,理学療法士学科昼間部1・2年生,夜間部1・2・3年生,言語聴覚士学科1年生の計323名(平均年齢:21.64歳 女性:204人 男性:116人)にアンケートを実施した.

結果

 「車椅子使用者を手助けした事があるか」という質問では,いいえと答えた人が77%という結果だった.はいと答えた人のとった行動は積極的に声をかけた54%,声をかけたが手助けまでは至らなかった14%,相手から求められ手助けをした8%,いいえと答えた人の声をかけなかった理由としては,自己解決70%,無知17%,適応過剰5%という結果だった.「勉強する事で手助けの気持ちが高まったか」という質問に対してそう思うと答えた人が70%という結果だった.

結論

 手助け行動では「積極的に声をかける」の優先度が高い.手助け行動の心理的阻害因子では自己解決の優先度が高い.心理的阻害因子の対処方法としてまずは当事者にニーズを尋ねることが挙がる.

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