2D+3Dアプリと教科書の学習効果の違い
2019年度 【作業療法士学科 夜間部】 口述演題
背景
前年度2Dのみのアプリの学習効果を検証した結果,効果は認められたが,課題として残ったのが教科書と2Dでは,イメージが分かりにくいことから学習の効果に限界があると感じた.今年度摂南大学に依頼し,2D+3Dアプリにアップデートした.さらにより効果的な学習支援が実施できるのではないかの検証をするために本研究を実施した.
対象者および方法
対象は,作業療法士学科昼間部3年制課程1年12名(男性7名,女性5名),夜間部4年制課程3年12名(男性7名,女性5名).
結果
今回平均点数で学習効果の差を検証した結果,3D アプリを使うより2D アプリ又は教科書で勉強するほうが,平均点数が高かった.アンケートでは使用時間と使用場所に関することについて示す.
結論
今回デザイン担当が摂南大学で,監修が大阪医療福祉専門学校だったためセッション回数が少なく情報共有不足が起きたと考えた.そのため筋肉の色合い,形,厚みといったデザインの質が悪く3D アプリ使用者の理解が困難だったと考えた.また,勉強時間を設定してないことで勉強量に差が生まれてしまい,点数の差が生まれたと考えた.