各種ストレッチが関節可動域に及ぼす効果についての検討
2020年度 【理学療法士学科 昼間部】 口述演題
背景
理学療法の治療で関節可動域練習の1つにストレッチがある.ストレッチにも種類があり,スタティックストレッチ(以下SS),ダイナミックストレッチ(以下DS),バリスティックストレッチ(以下BS)の3種でどのストレッチが最も関節可動域の改善に効果があるかを検証することで,より効果的な治療ができると考え,本研究を行った.
対象および方法
対象は,本校理学療法士学科昼間部2年36名(男性9名,女性女子27名,平均年齢20歳±1.1)である.方法は,各ストレッチ3群と何もしない対照群に分け,介入前後の手関節背屈可動域の測定を行った.対象者には,研究目的と内容を口頭および書面にて同意を得た.
結果
ストレッチ3群において,介入前後で手関節背屈可動域に有意な改善が見られた(p<0.01).しかし,ストレッチ3群間に有意な差は見られなかった.
考察
関節可動域制限には,神経生理性と結合組織性の要素が考えられる.本研究では3群間に有意な差はなかったが,神経生理性にも結合組織性にもアプローチできるSSに最も効果があると考えた.
