卒業研究発表

優秀演題

作業療法学生の親との面接から浮かび上がる子どもへの思い

2023年度 【作業療法士学科 夜間部】 優秀演題

背景

先行研究より「子どもの就職の選択・決定や成長・発達を促すためにも,親から子どもへの期待を検討することは有効である」長峰らはと述べている.しかし,子どもが思う親からの期待を調査するという研究は存在するものの,親から子どもに対する研究が見当たらない.ましてや,作業療法学生の親の期待内容に関する研究は見当たらない.それらを明らかにするべくこの研究を行った.

対象と方法

対象は本校作業療法士学科に在学している昼間部3年生,夜間部4年生の親(父4名,母4名)合計8名とした.方法は対面あるいはオンラインにてインタビューガイドを用いて半構造化面接を実施した.分析方法はKJ法を用いてデータ化し統合,図式化した.

結果

人として期待をすることは多いが,作業療法士になる子どもに対して期待するというより,応援する気持ちを言葉と行動で示している親が多かった.

結論

親が子どもに期待を伝え,子どもは親の期待に対する理解を示す親子の相互理解が大事になってくる.そのためにも,親子のコミュニケーションの機会を増やし,子どもからは学校の話を自ら切り出すことで親からの期待を聞き出すことができると考える.
1)長峰伸治:親との葛藤から見たフリーター――複数の事例による検討 現代のエスプリ.427,2003,105−115.
2)柏木惠子:環境としての親の期待.発達11(41),1990,9-17.

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