淀川区内を対象とした避難所のトイレ調査
2023年度 【作業療法士学科 昼間部】 口述演題
背景
今後30年以内に70∼80%の確率でマグニチュード8∼9クラスの南海トラフ地震が生じ,大阪府内では約23万人の被災者が予測されている.様々な問題が生じると予測される中で災害時の優先課題としてトイレ環境が挙げられている.要支援者・要配慮者が利用する際に困難となる事を明確にするために,避難所として利用する中学校を対象にトイレについて調査し,現状を把握する.
研究方法
淀川区内の中学校6施設のうち調査許可が得られた3施設を訪問し,トイレの数と様式などを調査し単純集計を行った.
結果
和式トイレがA中学校で30基中15基,B中学校で16基中10基,C中学校で11基中1基と半数以上を占めていた.
考察
2施設において和式トイレが全体の半数以上を占めており,要配慮者は使用が困難なことが予想される.そのため福祉機器の提供として据え置き型トイレの設置,動作指導として下衣の操作や立ち座り・移動などの評価と動作指導が必要である.
1)内閣府 南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた防災対応の検討について.
2)大阪府 大阪府域における南海トラフ巨大地震の被害想定(人的被害・建物被害)の公表について.
