卒業研究発表

フォントの違いにおけるワーキングメモリーへの影響

2023年度 【作業療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

文字は記憶に影響することが分かっている.そこでフォントではどうなのか調べた所「HG教科書体」「HG行書体」どちらも記憶が向上すると分かった.しかしワーキングメモリーへの影響は明らかになっていない.そこで二種類のフォントを比較し優位差を明らかにしようと考えた.

対象および方法

対象者としては大阪医療福祉専門学校の学生,教員42名(男性15名.女性27名.平均年齢は20.5歳)を対象に上記の二種類のフォントでリーディングスパンテストを用いて実施を行う.検定方法はT検定を使用した.

結果

教科書体の実施記録平均は17.7点,行書体の実施記録平均は14.9点の結果が得られT検定をかけたところ有意差がみられた.

結論

「HG教科書体」を用いてリハビリの際の重要な説明や動作指示などを紙媒体で行う際にフォントを変えて説明を行うことで記憶に残りやすくなりリハビリの効果が増進され,動作がスムーズになると考える.しかし今回の実施では若者を対象にした実験であったため,臨床の現場で実際の高齢者に対して実施を行うことで結果が異なる可能性も示唆された.
1)山﨑郁未・他:文字の見た目が記憶に及ぼす影響
2)伊藤理紗・他:手書きとフォントの文字形状による記憶効果の比較

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