リハビリテーション分野におけるChatGPTの活用法についての検討
2023年度 【理学療法士学科 昼間部】 口述演題
背景
近年,人工知能(AI)の普及率が上昇し,様々な場面で人々の補助的な役割として活躍している.本研究ではChatGPTの活用方法や不安・懸念点を明らかにすることを目的とした.
対象者および方法
対象は,大阪医療福祉専門学校のリハビリテーション関連職教員28名(理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士)で,令和5年7月25日にオンラインによるアンケートを実施した.さらにChatGPT (ver3.5)に対して同様の質問を行った.質問は「①活用方法」「②不安・懸念点」に関する自由記述回答とし,回答内容はアフターコーディングで項目を抽出した.
結果
活用方法においては,「情報管理と文書作成」「コミュニケーションと教育」「治療プログラムとリハビリテーション」「医療効果と予測」などが挙げられた.不安・懸念点では,「信頼性と精度」「教育と責任」「コミュニケーションと個別対応への懸念」「専門性の不足」などが挙げられた.
結論
ChatGPTは機械学習モデルであるため,限界があることを理解し,適切な期待値を持つことが必要である.ChatGPTを補助ツールと位置づけ,人間の専門性と組み合わせて使用することが重要であると考える.
1)松林優一郎:ChatGPTと教育における信頼性.教育機関DXシンポジウム,2023.
2)岡野健人・他:独自データ活用型生成AIを利用した教育実践デザインの検討.日本教育工学研究報告集.2023,274-279.
