リハビリ場面における主観的リスク評価についての研究
2024年度 【作業療法士学科 夜間部】 口述演題
背景
臨床実習において実習生は経験が乏しいため,疾患等により起こり得るリスクを自ら予測し行動を取れないことが多い.インシデントの発生ケースは人為的なミスだけではなく,環境そのものを見直すことが必要.
対象者及び方法
対象は大阪医療福祉専門学校作業療法士学科夜間部4年に在籍している,医療福祉関係を経験したことの有る方6名,経験のない方6名の計12名.危険・予知トレーニング(以下,KYT)を,2場面のイラストを使用して行う.1回目は個人で行い,意見交換を行った後2回目を行う.
結果
2人での移乗介助場面ではP<0.01であり有意差があった.ベッド上1人での環境場面では,P≧0.191であり有意差はなかった.
結論
学生時代からKYTを用いたリスク評価を実施する機会を設け,疾患リスクや環境面のリスクについての視野を広げていく必要がある.
1)時本清己・他:実習生に対するリスク要因察知練習の試み―危険予知トレーニングを用いて―.理学療法学.2009,1570.
2)川越太陽・他:危険予知トレーニングへの取り組み.理学療法学.日本理学療法士協会.2011,I1466-I1466.
