卒業研究発表

音楽と人が作業のモチベーションに及ぼす影響

2024年度 【作業療法士学科 夜間部】 口述演題

背景

中島美和らによるとスタッフによる声掛けは,作業活動に消極的な対象者の参加意欲を促すのに効果的であると考えられる.山本駿平らによると音による環境は,生体影響と作業効率の変化があると考えられると述べている.

対象者及び方法

対象は本校の作業療法士学生45名(年齢・性差問わず).三環境下(音楽,人,無音)でそれぞれミサンガを編むという実験を実施した.終了後に,アンケート用紙にてモチベーションが維持された環境,普段作業を行う際どのような環境で行っているか等を回答してもらった.

結果

実験をもとにアンケートを行った結果,最もモチベーションが維持できた環境は,音楽を聴く環境であった.またこの結果について,有意差がみられた(P>0.02).一方で最もモチベーションが維持できなかった環境は,静かな環境であった.

考察

最も好まれた音楽を聴く環境は,静かな環境・人と話す環境よりもモチベーションの維持が行われ,作業時間の延長に繋がると考えた.普段から習慣づいている作業環境や,作業内容によって提供する環境を臨機応変に設定することが必要であると考える.
1)中島美和・他:病棟スタッフの声掛けが患者の作業療法の参加に及ぼす影響.県立広島大学保健福祉学部誌.15(1),2015,67-72.
2)山本駿平:作業課題の遂行に及ぼす音環境.大阪河崎リハビリテーション大学紀要.9(2),2015,169-174.

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