卒業研究発表

リズムが運動実施に及ぼす影響

― 子供の療育における運動学習について ―

2024年度 【理学療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

村山らによると,児童に運動と音楽を合わせたものとして,幼稚園などではリトミックがよく用いられており,音楽と基本動作を組み合わせることで,創造力,想像力の育成に貢献するといった研究成果が明らかにされていると述べている.小児分野においてリズムを取り入れることで運動実施にどのような影響を与えるかについては明確ではない.

対象者および方法

対象は男性10名,女性10名の計20名(喫煙習慣や心疾患のないものとする)で研究者側が予め用意した動作を30秒間実施し,それを3種類実施してもらう.130bpmで行う運動をA群,bpm規定なしで行う運動をB群とする.動画を元に成功回数をカウントし成功率を算出する.

結果

A群,B群で有意差が認められなかったが,わずかにA群の成功率が高く,変動係数(個人間の差)が小さい結果となった.

結論

結果より,運動学習の際リズムを取り入れることで,個人間の差が縮まり,子どもに「できる」という成功体験を与え,「自発的な運動ができる」可能性があると考える.
1)三木四郎:新しい体育学習の運動学.明和出版,2005,49-211.
2)七濹朱音・他:運動のリズムを重視した体育学習がもたらす効果に関する研究-低学年における「多様な動きをつくる運動遊び」を通して-.体育科教育学研究.2014,1-11.

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