卒業研究発表

長期実習が学生の睡眠習慣に及ぼす影響

2024年度 【理学療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

先行研究では理学療法士養成校の学生が臨床実習により睡眠時間が短くなっていると報告している.しかし,睡眠時間が短くなる理由やストレスとの関係性についての調査はなかった.

対象者および方法

本校の長期臨床実習を経験した理学療法士学科・作業療法士学科の学生を対象とした.QRコードからGoogleフォームにてWebでアンケートを実施し,EZRを用いて統計を行った.

結果

全被験者106名中,実習中にストレスを感じていると回答した学生は90名(84.9%),ストレスを感じていないと回答した学生は16名(15.1%)であった.また, 普段よりも実習中の睡眠時間が短くなった学生は70名(66.0%),実習中よりも普段の睡眠時間が短かった学生は36名(34.0%)であった.カイ二乗検定の結果より,実習中の睡眠時間とストレスとの間には有意な関係性が認められた(p<0.01).

結論

睡眠時間が普段に比べ実習中の方が短い学生は,実習中にストレスを感じている学生が多いことがわかった.また,デイリーノート作成などのパソコン作業で睡眠時間が短縮している学生が多いことがわかった.そのため,実習中にデイリーノート作成時間を設けることで,睡眠時間を確保することがストレスを軽減する一助となることが示唆された.
1)石倉英樹:理学療法士養成校における臨床実習が学生の睡眠習慣に及ぼす影響.理学療法の臨床と研究.30,2021.

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