卒業研究発表

食事摂取のタイミングと学習成果の関係性について

2024年度 【理学療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

先行研究では,食前で血糖値が最低となり,食後1時間で最高となり,2~3時間後で正常に戻ることが報告されている.この変動が学習成果に及ぼす影響を調査し,食事前後の最適な学習タイミングを検討した.

対象と方法

対象は本校の理学療法士学科昼間部3年(21±0.5歳)の男女各5名で,食前と食後1時間ごとに学習課題(計算・記憶力・注意力テスト)を計4回実施した.統計方法はFriedman検定およびBonferroni法を用い,有意水準を5%未満とした.

結果

計算の所要時間は食前と比較して食後に有意差がみられた(p<0.05).計算の点数,記憶の桁数,注意の正確性には有意差がみられなかったが,注意の反応速度は食前と食後1時間,食後1時間と食後3時間で有意差がみられた(p<0.05).

結論

血糖値が最低となる食前は学習に不適であり,血糖値が正常に戻る食後3時間が最適な学習タイミングと考えられる.
1) 恵千恵子・他:健康診断における食後血糖値のスクリーニングレベルの検討.産衛誌.2003,197-200.
2) 一般社団法人兵庫県薬剤師会:高齢者の低血圧.2024.

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