作業療法士学科 夜間部4年制
受験資格:高等学校卒業見込み者・高等学校卒業以上昼間は臨床現場、夜間は授業。
働きを学びに変えて、高い現場力を持つ作業療法士になる!
自身のキャリア経験を活かし、さらにキャリアアップを図りたい社会人の方にお勧めの学科です。社会人経験者・大学新卒者・高校新卒者などさまざまな経歴・学歴を持った仲間と学ぶことで良い刺激を与え合い、それが高い学習のモチベーションを維持していくことにつながっています。
短期集中で効率的に授業内容の理解度を上げるために小グループ制での授業(ゼミ)を使った学習を取り入れ、各々の振り返り学習にも役立つような機会を多く設けていることが本学科の特長です。
目指す資格
- 作業療法士(国家資格)
- 福祉住環境コーディネーター2級※希望者のみ取得可能
活躍のフィールド
- 総合病院
- リハビリテーション専門病院
- 精神科病院
就職実績(主な就職先)
- 医道会 十条武田リハビリテーション病院
- 洛和会 洛和会音羽病院
- 協和会 加納総合病院
- 医誠会 医誠会病院
- 大阪暁明館 大阪暁明館病院
- 祐生会 みどりヶ丘病院
- 健和会 奈良東病院
- 海南医療センター
- 甲友会 西宮協立リハビリテーション病院
- 石橋内科 広畑センチュリー病院
施設の割合
総合病院・一般病院 | 63.0% |
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リハビリテーション専門病院 | 18.5% |
精神科病院 | 7.4% |
脳神経外科クリニック | 3.7% |
介護老人保健施設 | 3.7% |
訪問看護ステーション | 3.7% |
学校で得た知識を最大限に
活かした作業療法士を目指します。
学校では、就職活動の授業や毎年の就職フェアに参加して、就活のイメージをつけることができたので、スムーズに就活を始めることができました。内定先の病院に伺ったとき、担当の方がとても優しく暖かい印象であった事と、作業療法士として多くの事が学べる環境だと思いました。また、お世話になった担任の先生が臨床経験を積まれた病院で、詳しく話を聞くことができたので、受験を決断しました。就職試験に臨むにあたっては、キャリアセンターで書類の作成や面接練習をサポートして頂き、事前にしっかりと準備ができたので、落ちついて臨むことができました。将来は日々研鑽に励み、実習と学校で得た知識を最大限に活かした作業療法士を目指したいと考えます。

S.T 就職先
医療法人 清水会
鶴見緑地病院
授業の様子を動画でチェック
学科DATA
男女比率
男女比は約5:5
女性 | 52.0% |
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男性 | 48.0% |
女性が多い!男性には根強い人気の夜間部ですが、需要拡大から目指す女性も増えています。
学歴・社会人比率
社会人経験者も多い
高校生・浪人生 | 57.8% |
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大学・短大・専門生 | 1.2% |
社会人 | 41.0% |
高校卒が半数以上!夜間部の授業スタイルや学費に魅力を感じ、この資格取得を目指す現役の高校生も多い。
年代別比率
幅広い年齢層
19〜25歳 | 75.5% |
---|---|
26〜30歳 | 10.5% |
31〜35歳 | 7.0% |
36〜40歳 | 4.7% |
41歳〜 | 2.3% |
年齢層が幅広い!高卒の学生はもちろん、キャリアアップを図りたい社会人経験者も多い。
在校生インタビュー
ボランティア活動での経験が作業療法士を
目指すきっかけになりました!
高校生の時に部活動の一環として、年始に開催されるマラソン大会で視覚障がい者の伴走を経験しました。初めてのボランティア活動で緊張しましたが、やり終えた後の達成感と人の役に立つことの実体験が、人のためになる仕事を探すきっかけになり、その中でも作業療法士に興味を持ちました。本校に入学を決めた理由は、新大阪駅からのアクセスが良いことと、夜間部は授業料が安く、1日2コマの授業でじっくりと勉強できるからです。普段は平日の朝に予習・復習をして、土日は終日アルバイトをしています。先生は現場の話をしてくれたり、学校生活についても色々と教えてくださるので有り難いです。どの先生方も優しく話しやすいので気軽に質問もできます。将来は地域の病院で働きたいと考えています。そのためにも目の前のことをコツコツとこなして知識と経験を積み上げていこうと日々努力しています。

Y.Tさん 大阪府立枚方高等学校 出身
先輩Voice
幅広い視点で考えてアプローチできるように、
日々、思考錯誤しながら頑張っています!
病院の急性期病棟で働いています。対象疾患は、脳外・整形・内部障がいの方のリハビリです。同期や同世代も多く、先輩方も優しいので毎日楽しく働いています。患者様から「ありがとう」と言ってもらえると、自分が頑張るエネルギーにもなります。この職業を目指そうと思ったきっかけも、人の役に立つ仕事をしたいと考えていたからです。病気や怪我をされた方に寄り添いながら、少しでも望む生活ができるように考えてリハビリを行っています。将来は、幅広い視点で考えてアプローチできる作業療法士になりたいです。

加納総合病院 勤務
H.Kさん 作業療法士学科
/夜間部
(2018年度卒業)
授業科目と学校生活

1年次前期
- 入学式
- 新入生研修
- バリアフリー展見学
- 体育祭

1年次後期
- 学科イベント

作業療法評価学実習Ⅰ
患者様の状態を把握するための現場力を身につけます。作業療法士には、患者様にとっていま何が必要なのかを、面接や検査、測定を通じて評価する力が求められます。そこでまず実践を学んだうえで、客観的臨床能力試験で臨床力を身につけよう!

2年次前期
- 体育祭
- 解剖実習(学内)
- 見学実習前試験
- 見学実習(1週間)
- 見学実習セミナー

2年次後期
- 解剖実習(学外)
- 学科イベント

レクリエーション概論
遊びを通して患者様を分析・評価する方法を学びます。レクリエーションといっても、決してただ遊ぶだけではありません。自分自身もゲームを楽しむことが大切。楽しみながら患者様を分析・評価して治療に結びつける、そんな作業療法士のスキルを習得しよう!

基礎作業療法学実習
作業活動をどのように治療に活かすかについて考えます。作業療法士の治療手段となる作業活動として、陶芸や木工、革細工など色々な手工芸を体験。まずその楽しさやおもしろさを知り、次に治療に活かすにはどうすればいいのかを考えていきます。

3年次前期
- 体育祭

3年次後期
- レクリエーションリーダー体験
- 評価実習前試験
- 脊髄損傷当事者評価実技体験
- 学科イベント
- 評価実習(5週間)
- さをり織り体験

老年期障害治療学
高齢者の生活を守るための実践力を養成します。高齢者は、転倒による骨折のリスクが高く、それが理由で寝たきりになり、心身機能の低下や認知症を招くケースがあります。骨折部分の治療は当然ですが、そもそもの原因である転倒を予防するところから関わる作業療法士の改善提案力を習得します。

4年次前期
- 海外研修(希望者のみ)
- 臨床実習(10週間)
- 体育祭
- 特別講義

4年次後期
- 全国模試
- 臨床実習(10週間)
- 特別講義
- 卒業研究発表会
- 国家試験対策強化週間
- 国家試験
- 卒業式
学びの特徴
独自の学習システムとして「寺子屋」を実施!
夜間部の学生は、昼間の時間を有効に使うことが出来ます。特にゼミ活動を通じて、臨床現場の先生方と一緒にボランティア活動をすることや、病院や保育園での臨床体験ができます。作業療法士として就職する前に、多くの臨床体験ができることで作業療法士としての現場力アップにつながります。(希望者のみ)
長らく勉強から遠ざかっていた社会人経験者の方が感じる不安や、学習が進む中で出てきた質問などの相談窓口として、本学科独自の学習支援システムとして「寺子屋」を実施しています。「寺子屋」では、授業内容のことだけでなく、勉強の仕方や将来に対する相談にもアドバイスをもらうことができます。「寺子屋」は昼間部の授業終了後から夜間部の授業開始前に行っていますので、作業療法士学科の学生であれば、どなたでも参加できます。


体験実習を通じてコミュニケーションを学ぶ!
「基礎作業療法学実習」では、地域にある施設にて”さをり織り”の体験実習を行っています。さをり織りの実習を通じて利用者の方やスタッフの方とのコミュニケーションを学びます。体験実習終了後は、学校にて授業をして頂き、さをり織りを通じて学んだことをクラスメイトと共有します。
高次脳機能や精神に障がいを持った方、脊髄損傷の当事者をお招きし、授業に参加して頂いています。実際に体験談を聞いたり、動作を見せて頂くことで、より作業療法士として知識の理解につながります。学校ではなかなか体験できない貴重な機会となります。


生涯成長し続けられる人間力の育成!
作業療法士学科では、学科での就職セミナーを実施しています。就職セミナーでは、本校と関係の深い病院や施設にお越し頂き、卒業後の教育体制や現場での教育システムについて話を聞く機会があります。待遇や職場の雰囲気についても確認することができ、職場を決める際の貴重な情報収集の場となります。
また、情報の収集だけではなく、就職面接の練習や質問内容の検討などもでき、実際の就職活動において役立つ内容になっています。午前・午後と2回に分けて実施するほど多くの病院や施設の方にご参加いただき、教育と臨床現場のつながりを通じて学生の成長につなげ、生涯成長し続けられる人間力の育成に向けて取り組んでいます。

