診療情報管理士学科 第4回ナイトセミナーを開催しました!
2017年11月20日
今回は診療情報管理士にとって最も身近な業務である、「DPCの様式1号の入力について」をテーマに行いました
DPCとは??
「包括支払方式」といい、どんな病気で入院したかによって1日の診療報酬(入院費用)が決まる支払い方式のこと
通常は行った治療や検査などの医療行為にそれぞれ料金が設定されており、それらを行った分だけ加算される「出来高支払方式」ですが、DPCという制度を取り入れている病院では、「包括支払方式」で計算されます
簡単に言うと、DPCの包括支払方式は「2,000円で食べ放題!」のような、決まった金額を支払えば食べ放題になるお店と同じです
出来高支払方式は食べ放題ではない、普通のお店ということになります
DPCの制度を利用している病院はあらゆる情報を公開することが義務付けられており、その一環として患者様の情報を「様式1号」に入力し、厚生労働省に報告します
その結果、厚生労働省のホームページで病院の状況が公表されることになり、良いことをしている病院、また悪いことをしている病院が丸裸にされ、評価されちゃうのです
診療情報管理士がしっかりと「様式1号」の入力業務を行うかどうかで病院の評価が良くも悪くもなってしまうため、とても重要なお仕事なのです
今回は模擬症例を見ながら、「どんな病気?」「救急車で運ばれてきた?」「どんな手術をする?」といった情報を電子カルテに入力しました
毎日多くの入院患者様がいる病院では、「様式1号」の作成が業務のほとんどを占める場合もあります
病院の先輩や上司に教えてもらうことはもちろん、他病院のスタッフと意見交換しながら進めていくと「そんなやり方があったのか!」と新しい発見をすることも多いです
そういった発見を促していけるよう、卒業後もしっかりとナイトセミナーを受講し、自分のレベルを高めてほしいです
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