作業療法士学科 海外研修レポートvol.5
2016年4月15日
海外研修4日目
大学での講義は今日で最終日です。
午前の授業は「感覚統合」という、発達障がいに対する治療プログラムの授業
授業中じっとしていられない、食べ物の好き嫌いがある、急に友達に抱きついてしまう…などの行動がなぜ起こってしまうのかといった理由をわかりやすく教えてくれました
さらに、実際の治療プログラムも体験
カラフルな布やバランスボールを使ったり、クラスメイトの下をくぐり抜けたりと、楽しくアメリカの作業療法を学びます
「誰よりも、作業療法士自身が楽しそうにプログラムに取り組むことが大切です。そうすることで子供達が自然と訓練に興味を持つのです。」
その言葉の通り、講師の先生は誰よりも明るく楽しそうでした
講義のあとは本校の学生が発表する時間
内容は「お風呂でのリハビリテーションについて」です。
アメリカの文化と異なり、日本人は浴槽に浸かる文化があるため、浴槽をまたぐ、湯船に浸かる、浴槽から出る、といった動作が必要です。
そのため、日本には入浴時に使う福祉用具の種類がたくさんあるのです
この会場には現地の大学院生が50名以上参加しており、皆真剣な表情で発表を聞いていました。
発表後は異文化交流会
書道、剣玉、紙相撲など、日本の遊びを紹介しました :D
中でも、割り箸で作ったゴム鉄砲は大盛り上がり
現地の学生からはダンスを教えてもらいました
90名以上の学生が一緒に「Zumba」というダンスを踊りました
ダンスも非常に大盛り上がり
最後は「工場専門」の作業療法士の先生から講義を受けました
怪我を治すのではなく「怪我の予防」に注目して作業療法をされている先生です。
工場から依頼を受け、怪我を防ぐための作業の進め方を工場で働く人々に教えるのが先生のお仕事
テーピングや体に負担の少ない荷物の運び方を実技を通して学びました
「みなさんはこれまで聞いたことがない作業療法だと思いますが、この機会を通して、このような世界があることを知ってほしい」と先生からのメッセージを最後に受けました。
これで講義は終了…と思いきや
講義後に質問に行く学生が多くいました
ようやく全ての講義が終了し、ホテルで修了式
一人ひとりに修了証が手渡され、これでロマリンダ大学でのプログラムはすべて終了
3日間、よく頑張りました
作業療法士学科【夜間部4年制】
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