視能訓練士学科「海外研修」レポート☆No.2
2013年5月24日
視能訓練士学科の海外研修の続報です。
無事アメリカに到着した学生たちは、研修1日目を迎えました。
現地の先生から研修の様子をお届けします
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いよいよ待ちに待ったアメリカ研修が、ポートランド・コミュニティーカレッジ(以下PCC)で始まりました!昨晩からの冷たい雨にもかかわらず、学生たちは熱気に包まれていました。
歓迎式では温かい歓迎を受け、そして本校の卒業式に出席していただいたゲートウッド学長にお会いする機会に恵まれ、学生の緊張も一気に解けたようでした
その後、2グループにわかれてカレッジ内を案内していただき、色々な教室や設備を見学させていただきました。案内してもらったPCCの学生とも最後にはすっかり仲良しに
次はいよいよ最初の講義です。
「米国の健康保険制度の概要」というテーマで、健康保険制度の概要と、国ごとによる健康保険制度の比較を学びました。
アメリカの抱える医療問題、貧困問題そして、それらの問題の根深さを様々なデータを通じて学びました。日本では当然のようになっている、国民皆保険制度の素晴らしさを改めて知る機会にもなりました。
次の講義は、「米国の眼科、視能訓練関連のキャリアの紹介」です。
日本にはないアメリカの4つの眼科の専門職について学びました。病気の診断や治療など眼科医と同じような仕事を行うにも関わらず、手術はしてはならない資格などがあり、業務内容によってより細かく資格が分かれていることを知りました。
初日最後の講義は「眼内レンズの歴史」です。
シミュレーションを交えながら説明して下さいました。
眼内レンズとは、白内障で濁った水晶体を手術で取り除いた後に入れる、人工のレンズのことです。実は第二次世界大戦中にガラスの破片が眼に入ってしまった兵士が、その破片により、以前よりも良く見えるようになったことが眼内レンズ発明のきっかけとなったそうです。
そんな偶然が発明のきっかけになったという事実に学生も驚いていました。
色々なことを学ぶことができ、素晴らしい研修初日となりました。
明日は講義だけでなく、PCCの学生さんたちと一緒に実習や文化交流も行う予定です。
明日も楽しみです