作業療法士学科 授業紹介「リハビリテーション概論」
2013年7月20日
作業療法士学科 昼間部1年生の「リハビリテーション概論」の授業で、当事者の方に
授業をしてもらいました
以前も「リハビリテーション概論」で当事者の方に来ていただきました!
高次脳機能障がいをお持ちの当事者の方に来ていただき、講演をしてもらいました。
高次脳機能障がいって・・・
写真を見る限りお二人とも特別な障がいをお持ちのように見えません。
でも、脳に障がいがあって、日常生活の中で様々なことに困ります。
例えば、「半側空間無視」という症状があります。
左側が見えているんですけど、見ていることを認識できないので、壁などにぶつかってしまう。
ん・・・??どういうこと??
そうなんです。高次脳機能障がいというのは少しわかりづらい障がいなのです。
注意力が低下する、2つのことを同時にできない、聞いたことを忘れてしまう、などなど日常生活を
送る上で困ることがたくさん出てきます。
それを本人も周囲もなかなか気づきにくいという障がいなのです。
学生たちが授業中の問題で挙げた、「高次脳機能障がいを持つ人が日常生活で困ると思うこと」
を黒板に書きました
そのため、障がい受容(障がいを受け入れること)が難しい障がいの一つです。
今回講師で来てくださったお二人はこうした障がいを世の中に広めることも活動の一環
として行っています。
作業療法士は、このような障がいをお持ちの方に関わります。
専門的なことはこれから習っていきますが、まずは障がいお持ちの当事者の方に直接話を聞くことで、その障がいのイメージがよくわかったと思います
講演の中で印象的な講師の先生の言葉がありました。
「障害は個性。個性が日常を送る上で支障が出る、それが障害だと思う。」
「高次脳障がいと聞いて、なんでも障がいと結びつけないで欲しい。」
理解するのが難しい障がいではありますが、講師の先生の思いは学生に伝わったと思います
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