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視能訓練士学科1年制 授業紹介「視覚障害総論」

2013年7月26日

本日は「視覚障害総論」の授業での実習風景を紹介します :flair:

最初に視覚障がい者の方を手引きして歩く際の方法を学びます。

講師の先生から適切な声かけや一緒に歩行する際の位置や注意点などを教えていただきます。

また、患者役の学生はアイマスクを装着し、見えない中で道を歩いたり、階段を昇り降りする
体験をしました。

白杖は視覚障がい者であることを示すものですが、実際にどのように使うのかは、今回多くの学生が初めて知りました :roll:

手引きの方法だけでなく、患者体験をすることで、患者様がどんなことに困っているのか、怖いと感じるのかを知ることができます :flair:

次に疑似体験グッズを使用し、低視力者や中心部のわずかな視野しかない人の体験をしました :D

低視力者体験では、掲示板の字が至近距離まで近づかないと読めないことや、色によって分かりやすさが違うことなどを実際に体験しました。

体験グッズを装着した学生が掲示板に近づいて字を読んでいると、講師の先生から「視力障害に加えて、老眼があったら近づいても見えないですね。」と教えていただきました。

また、中心部のわずかな視野しかない場合、至近距離だと相手の顔の一部しか捉えることができず、4~5m離れてみて初めて顔と体全体を捉えることができ、誰であるのか認識できることが分かりました。

学生からは、1mぐらい離れていても顔しか見えないことに驚きの声があがっていました :sign02:

眼科に来られる患者様の病態は様々です。
それぞれの患者様の病態に合わせた対応を学び、考えるよい機会となりました。

臨床実習まであと1ヶ月です :rock:

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