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社会人から「作業療法士」になった夜間部卒業生にインタビュー!

2013年8月20日

今回は社会人経験を経て、現在作業療法士として活躍している夜間部の卒業生が登場です :sign02:

学校生活のこと今の仕事のことについてインタビューをしてきました。

働きながら学業を続けるって大変じゃないの・・・
今から勉強についていけるの・・・
社会人を経験していることってマイナスにならないの・・・
本当にやりがいのある仕事なの・・・などなど

そんな疑問に「ぶっちゃけ」お答えいただきました :sign02:

お答えいただいたのは、夜間部4期生で作業療法士として働いて5年目の先生です。

それでは、よろしくお願いします :)

インタビュースタート :sign02:

Q:専門学校に入学される前はどんなお仕事をされていましたか?

家電量販店で販売員をしていました。

Q:今のお仕事の内容を教えてください。

主に、骨折などの整形疾患、脳梗塞(*注)などの中枢疾患をお持ちの患者さまの急性期のリハビリテーションに関わっています。また、呼吸器や循環器疾患をお持ちの患者さまなど、どんな患者さまも診ていかないといけないと思っています。

また、転倒転落のワーキンググループやリスクマネジメントの会議などにも関わっています。
リハビリのスタッフをグループに分けて後輩指導を行っているのですが、その班長をしています。

*注 脳の血管がつまったり、破れたりして身体の半身に麻痺がでる病気のことです。

Q:作業療法士になることに不安はなかったのですか?

正直不安だらけでした :sweat01: (笑)

勉強についていけるか、学費を稼ぎながら勉強ができるか、という不安が在学中は常にありましたね。
特に臨床実習(*注)の時は、本当に自分にやり切れるのかという不安が強かったですね。

今となっては、不安を抱えながら4年間やり切れたのが、逆に大きな自信になっています。
その自信があるので、働き続けていられるというのもあります :up:

*注 病院や施設に実際に行って、現場の先生の指導を受けることを臨床実習と言います。

Q:不安を乗り越えられた秘訣を教えてください!!

一番は、なんでもしゃべれるクラスメイトがいたことですね。
ほかにも働きながら学業を続けているクラスメイトがたくさんいましたから、私にとってはしんどい時の救いになりましたね。

もちろん先生方にも感謝しています。
特に国家試験前はなかなか点数が上がらず苦労したので、その時の個別指導は本当に助かりました。
先生方がいなければ、今の自分はなかったと思います。

Q:社会人経験は今の仕事に役立っていますか?

もちろんです。

特に接遇は武器になっています。「患者さまへの説明不足」、「リハビリの時間に遅れる」など、どれも当たり前のことばかりですが、特に若いセラピストには難しいことが多いです。その点、社会人としての経験が役に立っていると思います。

また、家電量販店に努めていたのでパソコンの技術が役に立ちますね。最近は30代、40代でも脳梗塞になられる方が多いです。そういった方が職場復帰を考える時に、パソコン操作の能力評価や指導をするのですが、家電量販店時代の知識・技術が役立っていますね。

また、どんなパソコンを買ったらいいかスタッフに聞かれるときもあります(笑)
いいコミュニケーションのきっかけになっています。

Q:今のお仕事の一番のやりがいを教えてください!!

なんと言っても、患者さまに喜んでもらったときです :shine:

患者さまに必要とされることが私の一番のエネルギーです。作業療法士として働き続けていられるのは、患者さまのお陰です。こうやって働ける作業療法士になれて本当に良かったと思います。

印象的な患者さまは、末期ガンの患者さまです。転院されるときに「青空のような大きな心を持って」という言葉を残してくださりました。余命わずかな方だったのですが、そんな方が私たちスタッフのためにメッセージを残してくれたのが印象的で忘れられません。今でもその言葉を思い出して業務にあたっています。

Q:今後仕事の中で取り組んで行きたいことを教えてください!!

まずは、患者さまの役に立てるセラピストになりたいというのが一番です。その結果、患者さまからの喜びの言葉がいっぱい聞ける作業療法士になりたいと思っています。

今後の課題が、後輩、特に作業療法士の後輩、学生も含めて、どういう風に指導していけばいいか、「作業療法ならでは」をどうやって伝えていけばいいか、私のテーマです。


取材中は終始、笑顔でした☆

インタビューありがとうございました :up:

インタビューを終えて…

お話を聞いていると普段の業務はもちろんのこと、勉強会・研修会、チームリーダー、授業の講師と家電量販店時代よりも忙しい日々を送っているように感じられました。

ですが、インタビューの中ではとても幸せそうな笑顔を見せてくださりました。大変だけど、充実した毎日を送っておられるのだと思います。

先生には、プレスクールや入学後の授業で本校の講師も務めてもらっています。入学後には、先生から専門的な話を患者さまへの熱意と共に伝えてもらっています!!

入学が決まられた方はお楽しみに :happy:

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