視能訓練士学科3年制 「視覚障がい者ガイドヘルパー養成研修」の様子
2014年8月12日
今回は視覚障がい者ガイドヘルパー養成研修の紹介をします
この研修は正式には「同行援護従業者養成研修」という名称で、大阪府より指定されている研修です。
視覚に障がいをもたれた方に対する歩行支援・介助支援などを学ぶ研修です
研修は8月4日から6日の3日間に渡り行われました。
1日目は講義で、視覚に障がいのある方への理解を深めます
「見えなくなる」には、眼の病気、ケガ、脳の病気など人それぞれに理由があります。
そういった方が眼科を受診する際に視能訓練士が携わることになります
2日目は講義と合わせて、学内での実習も行われました
アイマスクをして視覚を遮断した状態で、交代しながら実習に臨みます。
↑↑上の写真は「クロックポジション」の実習です。
「クロックポジション」とは、視覚障がい者に対して卓上の物や部屋の配置などを、時計の文字盤に例えて知らせる手段です。
見えない状態での歩行体験実習もしました。
壁伝いに階段を使って下の階へ移動します↓↓
耳や手足など、視覚以外の感覚を最大限に使ってどうにかゴールまでたどり着きました
この体験では「見えない状態では何もない空間が一番不安で怖い 」ということを学びました。
見えない状態では壁や手すり、そして人の体の一部に自身が触れていると安心できます。
視覚障がいの方にとってガイドヘルパーの存在がどれほど頼もしいかということが分かりました
3日目は学外実習です
アイマスクをつけて白杖(はくじょう)を持ち、電車に乗ってお昼ごはんを食べに行きます
ガイドする方もされる方も不安の色が見えます
慣れないガイドですが、うまく出来るでしょうか
3時間ほどして皆無事に帰ってきました。
どの学生も達成感に満ちていました :D
3日間の研修の講義や実習はとても充実したものでした。
研修を修了した学生に修了証が渡されました
「視覚障がい者ガイドヘルパー」は履歴書にも記載出来ます
今回学んだ事は今日からでも使えるものばかりです
これから先、視覚に障がいをもたれている方に出会ったら手助けできるようになっていきましょう。
そして、臨床に出た時にはこの資格を活かして患者様の不安を少しでも和らげることのできる視能訓練士になってください☆
視能訓練士学科3年制の授業の様子を動画で公開中
「第3回適性AO入試にチャレンジしたい!」「これから進路を考えたい!」という方、チャンスです
8月19日(火)からエントリーが始まる「第3回適性AO入試」に向けて、8月16日(土)、17日(日)に2つのイベントを行います
【適性AO入試説明会】
【適性AO入試の「課題授業」を見せちゃいます!】
お見逃しなく
※理学療法士学科(昼間部3年制/夜間部4年制)・作業療法士学科(昼間部3年制)の「適性AO入試」は終了しました。