和田伸也選手の講演会を教職員がサポート@関西大学北陽高校
2017年9月17日
みなさん7月に開催された「世界パラ陸上競技選手権大会 ロンドン2017」はご覧になりましたか?
その大会の視覚障がいの部T11クラス男子5000m競技で銅メダルを獲得された和田伸也選手!!
以前、本校でもご講演いただいたこともあります
⇒https://www.ocmw.ac.jp/archives/38177
今回はこちら、関西大学北陽高等学校のスポーツコース1年生と2年生の生徒さんへ向けて講演会が開催され、そのサポートを本校教職員が担当させていただきました
最寄り駅から高校内の応接室、そして講演会が行われる教室へと手引きをします
当日は日本代表のユニフォームとネクタイ姿でお越しになられました
講演会では競技の経歴から、失明した経緯、どのように障がいを乗り越えマラソン競技に出会ったか、最後には和田選手の生き方・目標についてなど考えさせられるお話がたくさんありました
なんと今回、世界パラ陸上競技選手権大会 ロンドン2017で獲得された銅メダルをご持参していただきました
「メダルを見たい!! 触りたい!! かじりたい!!(ん?)」と休憩時間には行列が
スポーツをされている方にとって誰しもが憧れるメダル。“自由に見てもらえたらと思います”と優しいお言葉を生徒さん達にかけられる和田選手に感謝の言葉しかありませんね
そして休憩時間には陸上部の生徒さんと競技に関わる話が盛んに行われていました
講演会の最後には次のようなエールを生徒の皆さんに送られました
「“大変”とは大きく変わると書きます。大変な時こそ大きく変わる、成長できるチャンスだと思っています。失敗を意味ある失敗にすれば人は成長します。目の前の一つひとつの目標や課題を明確にして頑張ってください」
同じようにスポーツに打ち込む生徒さんにとって、強く胸に響いたことと思います
本校が担当させていただいた担当は手引きだけではありません 講演中も常に隣に待機し全面的に講演のサポートをさせていただきました
スムースにご講演いただくことができたのではないかと思います
講演中、和田選手からの問いかけに「はい!」や「あります!」と生徒の皆さんは元気に返答していました 実はこれ、視覚障がいをお持ちの方とコミュニケーションをとる時に非常に重要なことなんです
頷いたり、手を挙げたりしてももちろん視覚障がい者の方には見えません。このように声で反応を示すということがすごく大切です。自然とこのようなことをされていて感心しました
皆さんも視覚障がいの方と接する機会があった際には参考にしていただければと思います