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言語聴覚士学科 ことばの相談室実習症例報告会

2020年1月12日

新年が明けました

1年生は、チームで取り組んできた学内実習施設「ことばの相談室」での症例報告会を実施しました


担当症例に対して行った評価、訓練目標、訓練結果、考察をまとめ、発表用レジュメを作成し、報告会に臨みます

発表時間は1ケース6分。限られた時間を有効に使用するべく、レジュメとは別に発表原稿をきちんと用意していました

この辺りの姿勢は、社会人経験の有無に関わらず、さすが!と思います


発表の中には、実際に使用した訓練教材を見せながら、訓練の結果を説明した学生もいました

『数の概念を獲得させるべく指の絵を作成して提示したが、上手くいかなかった。なぜ、その教材では教えられなかったのか…。保護者様からの情報で、担当のお子さんがちょうど、地域の学校で指の名前を練習していて、数ではなく指に注目することになり、結果的に混乱させた…』というエピソードを報告していましたよ


学生達の発表は成功ばかりではなく、“訓練初心者あるある”がたくさん報告されます

それを互いに共有しながら、同じような障害名が診断されていたとしても、目標は個々であり、言語聴覚士という専門性を持って支援を考えるということを学習してくれたと思います


実際に取り組んで分かったこと、他の訓練を聞いて分かったこと、文献を読んで分かったことなど、経験をどんどん積み上げて、学生のうちに言語聴覚士の目を鍛えてほしいです

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