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作業療法士学科 共同研究の実証実験

2020年9月28日

作業療法士学科夜間部の学生が、パナソニックアドバンストテクノロジー(株)と北海道大学ヒューマンセントリック工学研究室との共同研究の実証実験に参加させて頂きました


この研究は、「自律走行電動車椅子」を用いた介護支援についての検証であり、医療・介護の世界の未来を大きく変える可能性がある研究です


実験準備として、腰部と大腿の前面・後面に筋電センサーを貼り付けた後、モーションキャプチャーを装着しました

これによって身体の動きをデータ解析し、腰部と大腿の筋負荷が測定できます


患者役の両膝を立てて側臥位を取って頂くと、車椅子の電源が入り、写真のように移乗しやすい位置にぴったりと寄せ付けてくれます

このように、安全に優しくベッドや人に近づかせる技術が凄いそうです


初日は、中央の女子学生3名が実証実験に協力してくれました


2日目は、後列中央3名の男子学生が実証実験に協力してくれました

両端が北海道大学の学生の大野さんと院生の勝長さんです

前列がパナソニックアドバンストテクノロジー(株)の阿部さんと野口さんです

北海道大学で研究を指導されている田中孝之准教授は、残念ながら記念撮影時には両日ともに次の研究の打ち合わせでご不在でした

(※マスクは撮影時のみ外しています)


6時間近くかかる実証実験でしたが、学生たちは貴重な経験ができたと満足していましたよ


研究で聴取されるアンケートにも、自分が感じたこと疑問に思ったことを一生懸命答えてくれていました

何か少しでも、自分の意見が反映された商品が世に発表されたら嬉しいですね


「福祉用具の開発の裏にはこのような実証実験が繰り返し行われ、安全性の確認が徹底的に行われている」ことを学ぶ機会や、研究の重要性とワクワク感を体験できた濃厚な時間を頂けたこと、田中准教授に感謝致します

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