作業療法士学科 基礎作業学実習(ものづくりの授業)
2021年6月14日
夜間部2年生を対象に、くす玉づくりの授業を行いました
病院で働く作業療法士は、患者様を離床(ベットから離れ、起きてもらうこと)させるために、患者様と一緒に簡単なものづくりを行います
患者様は寝たきりになると、一日中ベットで寝たまま過ごすことになります
そうなると血液循環や呼吸が弱くなったり、筋力が衰えたり、骨がもろくなったりします
また、気分も落ち込みやすくなります
ベットから離れて起きてもらうことで心身を丈夫にし、生活へと結びつけるために、作業療法士は患者様と簡単な活動を行います
この日は、くす玉づくりを折り紙で行いました
まずは自分たちで作り、患者様にどのように役立つかを考えてレポートにします
出来上がった作品を見て、学生たちからは喜んでいる様子がうかがえました
作業の中から、「座る時間が長くなる」、「手の細かい動作ができる」、「楽しめる」という事に気づいたり、手の動作などから「食事やくしを使うこと」などに結び付きます
こうような作業から、学生たちは感じ取る事が多いんですよ
基礎作業学実習は、学生自身が色々な作業をして、患者様にどのように役立つかを考える授業です
『楽しみながらリハビリテーションができる』それが作業療法士の得意としているところです