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視能訓練士学科3年制 職種紹介☆仕事内容編④

2021年6月20日

視能訓練士の仕事内容についてご紹介するシリーズ4つ目です


前回は、3歳児健診についてご紹介しました

前回までの詳しい内容は学科ブログ一覧ページよりご覧ください

https://www.ocmw.ac.jp/contents/blogs/ort3


今回は「ロービジョンケア」についてご紹介します


「ロービジョンケア」は聞きなれない言葉かと思いますが、目の病気や怪我により視力や視野が悪くなってしまった方に対して、様々な方法で少しでも日常生活が豊かになるようにサポートさせていただく業務です


具体的には、患者様の眼の状態に対して適切なレンズを選びます


そのレンズの一つに、遮光眼鏡のレンズ合わせがあります

皆さんも街の中で黄色やオレンジ色のメガネを掛けられた方を見たことはありませんか

このメガネは、サングラスのように眩しさを和らげる効果があるのですが、サングラスでは必要以上に暗く感じてしまうため、遮光眼鏡を使うことで適切な明るさではっきりと見えるようになります


学校では、患者様に応じた遮光眼鏡のレンズを選択出来るよう実習しています


この他、ルーペ(通称:虫メガネ)の度数を合わせる業務もあります

ルーペは100円ショップや通信販売でも売られていますが、こちらも患者様が読みたい本の文字の大きさを考慮してレンズの度数を決める必要があるため、視能訓練士が活躍しています


こちらの写真をご覧ください

マスク、フェイスシールド、アイマスク

感染対策フル装備で前の方の腕を掴んでいますが、これは視覚障がい者を誘導するための演習の様子です

なお、本校のカリキュラムでは「視覚障がいガイドヘルパー講座」もあるので、検査技術の習得のみならず、視覚障がい者に対する誘導や介助についても専門的に学んでいますよ


最後にランチの一コマをご覧ください

これアイマスクをしていますよね

こちらは感染対策ではなく、視覚障がい者の気持ちを理解すると同時に、介助者がどのような声掛けをすれば食事が行いやすいかを考えるための時間でした


この他にも色々なケアがありますが、また次回にご紹介出来ればと思います

お楽しみに

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