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理学療法士学科  『理学療法士と作業療法士の違い』

2024年9月11日

こんにちは

理学療法士学科教員の横山想です



僕が最近かわいがっている筋肉は「腕橈骨筋」です

前腕中間位で肘を屈曲した時にもりっと出てくるところがかわいいポイントです

今回は、『理学療法士と作業療法士』の違いと共通点について紹介します

目次

理学療法士の役割と特徴

作業療法士の役割と特徴

目標と手法の違い

2職種の共通点

患者様を想定した2職種の関わり方


理学療法士と作業療法士の違いと共通点



医療の現場では、理学療法士(PT)と作業療法士(OT)が患者様のリハビリテーションと生活の質向上に重要な役割を果たしていますこれら二つの専門職は目標と手法において異なる点がありますが、基本的な目指すところや患者様に対するアプローチの理念において共通しています


理学療法士の役割と特徴

理学療法士は、患者様の運動機能の回復と向上に焦点を当てます具体的には、筋力の強化、柔軟性の向上、痛みの管理、運動機能の改善を目的として活動します治療は、運動療法、マニュアルセラピー(徒手療法)、物理療法などの物理的治療を中心に行われ、疾患や怪我からの早期回復をサポートします


作業療法士の役割と特徴

作業療法士は、患者様が日常生活や仕事、レクリエーション活動に参加できるよう支援します「作業」を通じて患者様の独立性を促進することを目的とし、生活スキルの訓練、認知機能のサポート、環境調整を行います患者様の趣味や以前の職業に合わせた個別の介入が特徴です

違い

焦点の違い:理学療法士は身体機能の改善に重点を置き、作業療法士は患者様がその機能を生活の中でどのように活用するかに焦点を置きます。


手法の違い:理学療法では物理的なアプローチが多く、作業療法では患者様の生活環境や心理的な要因も重要視されます。


共通点


  • 目標:どちらの職種も患者様の生活の質の向上と機能の最大化を目指します
  • 患者様中心のケア:患者様一人ひとりのニーズに応じた個別化されたケアプランを作成し、実施します
  • 多職種協働:他の医療職と連携して、患者様の総合的なリハビリテーションを行います


ケーススタディ

糖尿病による下肢の問題を持つ患者様の場合、理学療法士は足の筋力強化と筋持久力改善を目指して運動プログラムを提供します

一方、作業療法士はキッチンでの安全な立ち振る舞いや、足の負担を減らすための日常生活の工夫を提案します


まとめ


理学療法士と作業療法士は、それぞれが専門的なスキルとアプローチで患者様のリハビリテーションと生活の質の向上を目指しますが、その根底にあるのは患者様の生活の質(QOL)の向上です。この2職種は、患者様に最適な治療成果をもたらすために不可欠です


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