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日本理学療法士協会主催の講習会が開催されました!

2011年7月7日

平成23年7月2日(土)3日(日)に、本校において、159回日本理学療法士協会主催の講習会が行われました。今回のテーマは「テープ療法~筋骨格系の段階的診療法 有痛性肩関節制動症編」です。

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講師は、有川整形外科医院の有川 功先生、本校卒業生である磯田 真理先生、大津 顕司先生、また本校・理学療法士学科教員である鈴木 操先生がつとめられました。

1日目は、鈴木先生から「スポーツにおける上肢の筋力発揮とトレーニング方法」というテーマで実技を交えて講義が行われました。また磯田先生からは、「テープを用いた段階的診療法について」、大津先生からは「超音波検査について」、有川先生からは「肩関節外転機能制限症候群について」の講義が行われました。

2日目は、有川先生から「系統発生学的視点からの治療戦略」という講義と、症例提示とテープの実技が行われました。

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今回は、超音波診断装置を用いて肩の痛みの病態を明らかにしながら、実習を行いました。

参加者の方は、超音波診断装置を始めて触る人が多く、プローブも慣れない手つきでしたが、上腕二頭筋長頭腱の動き、肩峰下滑液胞の炎症に浮腫、筋のすべり込む様子などが良く観察できました。特に、肩の外転時に上腕骨頭の盛り上がりの高さや遅れ、挟み込みの後の戻り悪さなどが観察できました。鎖骨と肩甲帯のアライメント異常や野球肩の問題などを観察する事ができ、感動的でした!

最新の超音波診断器を実際に体験することができるのも、講習会の醍醐味です。

また、肩関節周囲の病変をテープによる段階的診療法、超音波検査、レントゲン検査を用いて、より明確にすることで必要な治療選択を行うことが出来ることを実感することができました。同時に、有川先生は、病態の不明な時期の肩甲上腕関節への可動域練習のリスクを強く訴えられました。

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このように、大阪医療福祉専門学校では、全国規模の講習会を多数開催しています。最新の医療業界の知識を得ることができるので、毎回、卒業生も多数参加しています。

生涯、勉強を続ける環境が整っていることも、大阪医療福祉の魅力の一つ!これからも、卒業生のため、ひいては医療業界のために、講習会の開催に力を入れていきます!!

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