視能訓練士学科3年制 大阪府視覚障害者福祉協会での学外講義
2014年12月26日
視能訓練士学科3年制の3年生が「一般財団法人 大阪府視覚障害者福祉協会」で講義を受けました 
最初は常務理事・事務局長の橋本博雅様より、概要をご説明をいただきました 
事業内容としては、点字図書館の運営、視覚障がい者家庭訪問事業、視覚障がい者の体育・文化事業の企画運営といった視覚障がい者向けのものから、ガイドヘルパーや点字図書の作成ボランティア養成など、一般の方向けの事業まで様々です 
生活習慣病の増加に伴い、高齢の視覚障がい者の数は増えているにもかかわらず、こうした活動を知らない方もまだまだ多く、必要なケアを受けられていない現状があります
次に、ロンドン・パラリンピック5000m銅メダリストの和田伸也先生にもお話しいただきました 
和田先生は大学生の頃にほとんど見えなくなり、好きだったスポーツも続けられず、落ち込んで心を閉ざした時期もあったそうです 
その後、生活指導訓練を受け徐々に出来ることが増えたこと、マラソンという楽しみを見つけたことが和田先生を前向きにさせてくれた、とのことでした！
最後に、点字印刷室と実際の出版物を見せていただきました 
4月から医療現場に立つ学生たちにとって、視覚障がい者の求めていることを知ることはもちろん、「生きがいを持つことの大切さ」と「そのための情報提供の大切さ」に気付くことのできた機会になりました 
