理学療法士学科「授業紹介」をします!!
2013年5月31日
理学療法士学科の教員より「理学療法評価学」の授業を紹介します
まず、評価学とは
色々な検査結果をもとに、身体の機能障害を見つけることを意味します。
本校の理学療法士学科昼間部では、1年生の後期から2年生の前期にかけて、座学と実際に身体を動かす実技授業とを交えて、約1年間かけて実施するという大きな科目になります。
理学療法を行う前にはしっかり評価ができないといけませんので、どの学生さんも一生懸命頑張って学んでいます
本日の授業内容は「脳神経検査」です
理学療法士がよく治療に取り組む病気に、「脳血管障害」というものがあります。
この病気になってしまうと、身体にマヒがおこったり、障がいがおこる場所によっては顔の感覚や表情をつくる筋肉などが動きにくくなったりします。
顔の表情をつくったり、目などを動かしたりする神経を「脳神経」といいます。
せっかくなので、1つずつ説明しますね
1:嗅(きゅう)神経
→ 臭いを感じる
2:視(し)神経
→ 視覚を感じる
3:動眼(どうがん)神経
→ 眼を動かす
4:滑車(かっしゃ)神経
→ 眼を動かす
5:三叉(さんさ)神経
→ 顔面の知覚と噛む動作
6:外転(がいてん)神経
→ 眼を動かす
7:顔面(がんめん)神経
→ 表情を作ることと、味を感じる
8:内耳(ないじ)神経
→ 音を感じることと、平衡感覚
9:舌咽(ぜついん)神経
→ 喉の動きと知覚
10:迷走(めいそう)神経
→ 内臓の神経
11:副(ふく)神経
→ 頸の筋肉
12:舌下(ぜつか)神経
→ 舌の動き
下の写真は、「12:舌下神経」の説明で、この神経の調子が悪くなると呂律(ろれつ)が回らなくなり、「早口言葉」が言いにくくなりますよ。という場面です
最後に思い出話を一つ…
自分が学生だった20数年前にこの内容の授業を受けていて思ったことがあります。
「顔面神経痛」ってよく聞きますが、実は実際にはないんです。
顔面神経は、表情をつくったり味を感じる神経なので、本当は“痛み”を感じないんですよね :D
身体に関する正しい知識が身に付いて、その仕組みが分かってくると、本当に楽しいですよ~
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