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理学療法士学科 授業紹介⑤『神経・筋疾患の治療学』

2021年6月30日

授業紹介第5弾

前回までの内容は学科ブログ一覧ページよりご覧ください

https://www.ocmw.ac.jp/contents/blogs/rigaku


今回は、山田先生が担当している「神経・筋疾患の治療学」をご紹介します

この授業は、昼間部2年生後期・夜間部3年生後期に実施しています


理学療法士に必要な基礎的な知識や疾患の知識を学習した後、昼間部は2年生・夜間部は3年生になると、「治療学」という「障害や傷害・疾患特性に応じた治療の概念」を学習していきます


その中でも「神経・筋疾患の治療学」は、下記の図のように、進行性の疾患に対しての「治療的概念」を学習します

進行性疾患患者様は、疾患の経過や加齢とともに身体の機能が低下していきますが、リハビリテーションの介入で少しでも進行スピードの軽減や身体機能の低下の予防を目的とします


捻挫や骨折は経験する学生も多くイメージしやすいですが、学生にとって神経・筋疾患の患者様との出会いは多くありませんので、動画やパワーポイント(スライド)のように、障害体験を通して患者様の身体のことや心のことを考えています


下記の写真は、クラスみんなでパーキンソン病の患者様の姿勢を取りながら歩いている様子です

「どこが疲れるのか?」「どんな気持ちになるのか?」ということを自分の身体を通して体験しています


この授業ではただ技術を身に付けるだけでなく、障害体験をすることで「なぜその治療の選択が必要なのか」、「治療の優先度はどうするか」などを意識して取り組めるように学んでいます


初めは難しく感じる分野ですが、授業目標を明確にし、講義と実技を組み合わせることで主体的に取り組める授業となっています

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