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視能訓練士学科3年制  実習授業 『眼圧測定』

2021年8月19日

眼科で行われる検査といえば「視力検査」ですが、それと同じくらい頻度の多い検査の「眼圧測定」をご存知でしょうか?


ピンとこない方も多いかと思います

では、「風が目に当たる検査」と聞けばお分かりになるのではないでしょうか

そうです急に風が出て思わずビクッとしてしまう検査が「眼圧(がんあつ)検査」です


この検査は【目の硬さ(眼圧)】を調べることが目的であり、瞬間的に空気を角膜に噴出しています

ただし、患者さんが驚かれて目を閉じてしまうと正確な検査が出来ないので視能訓練士は眼を閉じないよう瞼(まぶた)を挙げながら検査することが多くあります


そこで実習では、瞼(まぶた)を挙げながら測定練習をするのですが、現在は感染対策の観点から瞼(まぶた)を挙げる練習を控えています

ただし、全く練習をしない訳にもいきませんので目の写真を印刷して練習する方法を考え、トライしました

しかし、上手くいかず資料写真を加工して作りました

更に瞼(まぶた)を挙げる練習は輪ゴムを取り付けて実施

被検者ではない測定方法のため緊張感はありませんでしたが、大まかな手技は学べたかと思います

大阪医療福祉専門学校では、眼圧測定の機器が4種あり、各機種の特性を実習で習得することができます

因みに眼圧は角膜の内側に流れている房水(水分)が関連しています

この房水の流れが悪くなると眼圧が高くなり、病的な状態になると緑内障(視野が欠ける)になる恐れがあります

工夫を凝らしていろんな実習を進めてはいますが、検査技術向上には被検者による練習が欠かせません

一日も早く感染症が落ち着き、平常の実習が出来ることを祈っています


★もっと知りたい!視能訓練士の仕事について詳しくはこちら↓

https://www.ocmw.ac.jp/gakka/sinou2/whats_sinou/index.html


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