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理学療法士学科  『大阪府立久米田高校ダンス部 全国大会初優勝をサポート!』

2022年11月26日

菊地先生率いる、メディカル・トレーナーコースの学生が『メディカルサポート』を行っている、大阪府立久米田高校ダンス部(通称:くめだんす)が第15回日本高校ダンス部選手権(ダンススタジアム)全国大会・ビッグクラスで優勝し、同校初の高校ダンス部日本一に輝きました



一昨年、昨年は2年連続で準優勝と、あと一歩のところで涙を飲んで来た「くめだんす」は今年、悲願の日本一を目指す上で大きなチャレンジをしました

同校の伝統とも言える洋楽をベースにしたジャズダンスの作品から、地元・岸和田市の代名詞である“だんじり”をテーマにしたダンスに大転換を行うことにしたのです



しかし、300年の歴史と伝統が刻まれた“だんじり”を2分30秒のダンスの作品で表現することは、容易にできることではありません

強豪ダンス部の今回の決断には、相当大きな覚悟が必要でした

それでも、「くめだんす」はこの大転換に舵を切ることを選択し、このダンスに懸け、信じ、戦う決断をしました


高校ダンス部の頂点をめざす同校は、昨夏の全国大会で3年生が引退し、1・2年生約60名での新チームとしての活動を開始し、年末の芸文祭、年度末の自主公演、新人戦など、数多のイベント、大会を経て、その間に同時進行で夏の大会に向けた作品を準備し、夏のシーズンを迎えるという極めてハードなスケジュールをこなします



日本一を目指し、1年間を戦い抜く上で、選手一人ひとりが自己の体調管理をしっかり行う必要があることは言うまでもなく大事なことですが、常に勝利を求めるトップアスリートにとっては、日常管理も特別な意味を持ちます

菊地先生達は、春合宿の勉強会の機会にコンディショニングと栄養について熱弁を奮いました


毎日の練習で消耗するエネルギーとそれを補う栄養素の採り方の工夫について、同じ練習をしていても、選手それぞれに食生活と栄養バランスに違いがあり、消耗の仕方も異なります

したがって、食事に対する考え方、栄養摂取の仕方にも違いが生じてきます


全員の動きと呼吸を寸分の狂いなく合わせる必要があるダンス競技では、この違いが持つ意味がより大きなものとなる為、自己の体力消耗と食事やリカバリー、栄養摂取だけでなく、チーム、選手間での情報共有を行うことが、更なる高みへ上がるためにとても大事なポイントになります


コンディション作りの上で、一日の終わりに行うストレッチングとトレーニングは、栄養摂取と睡眠ともリンクして選手の身体バランスと精神バランスをより安定させてくれるものになります



それでも、頂点をめざし毎日繰り返される練習による身体へのダメージにより、腰痛や上下肢のオーバーユースによる障害が生じる選手は少なくありません

しかし、そこは、「くめだんす」の選手の身体機能を知り尽くした菊地先生の真骨頂


急性炎症なのか慢性障害なのかを見極めた上で、最適、最善の理学療法と運動指導を行います

練習を休ませなければならない症状を疑えば、すぐに専門医に相談し、できるだけその日のうちに方向性が示せるように医療連携を行い、トレーナーが入れない日のために写真や動画でテーピングを指導したり、ストレッチングやトレーニングなどのコンディショニング方法を指導します



選手たちは、長く厳しい練習と同時に、これまでに学んだ身体面での知識や方法を実践しながらメキメキと成長を遂げ、大会に向けての作品に懸ける試行錯誤を繰り返し、大会作品「地車:だんじり」を作り上げました



最後の最後まで妥協せず、多くの困難を乗り越え、「くめだんす」全員で作り、磨き上げたダンスは、日本高校ダンス部選手権(ダンススタジアム)予選(近畿大会)、決勝大会いずれも圧巻の演技が披露され、遂に悲願の『日本一』に輝きました


メディカル・トレーナーコースの学生達はこれからも「くめだんす」と共に、一切の妥協を許さず、メディカル・トレーナーとして選手たちの日本一の夢を追い続けます


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