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言語聴覚士学科1年生「見学実習報告会」感想編

2013年9月12日

前回は、見学報告会の様子をお伝えしましたが、今回は、見学実習の感想をご紹介します。

:)  「嚥下(えんげ)障害の患者様の摂食訓練を見学し、言語聴覚士の判断の重さを痛感しました。先生が『一食抜くと言うということは、自分に置き換えてみると辛いことだよね。』とおっしゃっていたのが印象的でした。
もちろん患者様を危険にさらしてまで、食べさせることはいけませんが、どうにかして食べることができないかと工夫を凝らし、根拠を持ってアプローチすることの大切さを学びました。」

:D 「集団支援中、両側聾(両方の耳が聞こえないこと)のお子さんと向かい合っている時、その子の補聴器が外れかかっていた時があった。
それを直してもらった後、その子は『あなたの耳にはこれがないんだね。』とでも言うかのように、目を見つめながら私の耳に触れてきた。何も聞こえない世界に生きているその子に対してどう働きかけたらよいのか分からず一人で焦っていたが、その子と言葉を介さない会話ができた気がして、とても嬉しい瞬間だった。
人とコミュニケーションを取ることは、必要以上に気張ることはなく、もっとシンプルに考えていいのかもしれない。無意識のうちにその子に壁を作ってしまっていた自分が恥ずかしくなったと同時に、コミュニケーションの喜びを改めて感じた実習となった。」

 『習う』よりも自分で経験し、感じ、考えたことの方がより大きなものを得ることができます :shine:

後期の授業が始まり、多くの経験をした1年生の確かな成長を感じています。
頑張れ、1年生 :sign02:

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