言語聴覚士学科 ゼリーを使って嚥下訓練をしました!
2016年6月10日
言語聴覚士は摂食・嚥下(食べる・飲み込みの障がい)リハビリテーションにおいて非常に重要な役割を担っています
2年生の「嚥下障害(成人)」の授業では、2人1組になって実際に訓練で使用するゼリーを使って嚥下訓練を行いました
まずは多くの患者様が座っている「車椅子」に座ってみました
「思ったより後ろに倒れて上を向いてしまうので、体を戻さないといけない」
「足が床にきちんとつかなくて、踏ん張りにくい」
など、患者様の大変さを実感した学生達
次は実際にゼリーを用いて訓練を行いました
訓練を行う時は、患者様との「呼吸」が大事です
食べやすい「タイミング」を見ながら、「時」を逃さないようにうまくスプーンを口の中に運び、ゼリーを飲み込んでもらいます
「今のタイミングは飲み込みやすかった!」
と、患者様の嚥下の能力は言語聴覚士の「技術」によっても左右されてしまうことに驚きました 8O
次に臨床現場で起こってしまいがちな「良くない」例を体験してみました
言語聴覚士役の学生が、立ち上がって上から介助をすると、患者役の学生は上を向いて首をそってしまい、飲み込みにくくなってしまいます
「何度もすると首がしんどいし、飲み込みにくい!!」
ここは注意すべき大事なポイントです
さらに患者役の学生に目を閉じてもらい、突然、口の中にスプーンを入れて食べてもらいました
私たちは食べ物を食べる時には、しっかりと食べ物を見て認識しています
言語聴覚士役の学生が突然、口にスプーンを入れようとした時、
「待って!!!怖い!!」
「口を開けるタイミングがわからない!!」
「どれくらいの大きさのゼリーが口の中に入ってくるかわからない!!」
と、ここでも患者様の気持ちを実感
実際に言語聴覚士役と患者役を体験してみると、気付くことがたくさんありました
今後もさらに学びを深くして、実践力をつけていきます
【言語聴覚士学科】の授業の様子はこちら☆
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