
患者様やご家族様に適した個別性のあるリハビリテーションを提供し
「あなたが担当言語聴覚士で良かった」と思っていただけるよう、
患者様の人生に寄り添うことができる言語聴覚士に。
言語聴覚士学科
2023年卒業
社会医療法人 生長会 ベルランド総合病院
言語聴覚士を目指した理由を教えてください。
前職では製薬会社の営業として医療に携わっていましたが、直接患者様と関わる機会がなく、患者様をもっと近くで支えたいという想いが強くなりました。ケアマネージャーの父親に相談した際、言語聴覚士が「話す」「聴く」「食べる」といった人生に必要不可欠な3分野のスペシャリストであること、また幅広い年齢層の方々に関わることができることを教えてもらいました。自身の働きかけが患者様の支えや力になり、共に喜びを分かち合える存在になりたいと思い言語聴覚士を目指しました。
仕事で心がけていることを教えてください。
「傾聴の姿勢を大切にすること」です。患者様と信頼関係を築くために傾聴し寄り添うことは必要不可欠です。相手を知り、相手の立場に立って考え、想いを尊重することがより良いリハビリテーションに繋がると感じています。
仕事で心に残っているエピソードを教えてください。
くも膜下出血で入院された患者様の摂食・嚥下リハビリテーションに携わりました。入院当初は口を開けることも難しく、鼻から栄養を摂取されている状態でしたが日々の訓練の末、退院前には患者様の好きなお好み焼きを食べられるまで嚥下機能の向上が見られました。患者様はとても素敵な笑顔で、リハビリを応援していたご家族とも共に喜び、達成感を分かち合うことができました。あの笑顔は言語聴覚士として寄り添えたからこそ出会えた笑顔だと感じています。