メディカルトレーナー部 活動報告 ~滋賀30K編~
2017年10月26日
マラソン大会の運営で有名なアールビーズスポーツ財団主催の30K大会が、初めて滋賀県で開催されました
30K大会とは?
秋から冬にかけて大阪マラソンや神戸マラソンなど各地で開催されるフルマラソン大会の予行演習として行われる30km走のこと。
フルマラソンに向けて「脚づくり」や「走り込み」、「ペース感覚」を確認するためのレースです
メディカルトレーナー部にとっては、1週間前に参加した「びわ湖高島栗マラソン」に続き再び滋賀県で、さらに天候は「雨」の中挑むことになりました
会場は野洲市にある「滋賀県希望が丘文化公園」です
キャンプ場やフィールドアスレチックなど子供から大人まで楽しめる施設から、野球場や陸上競技場、テニスコートなどのスポーツ施設まで揃った総合文化公園です
今回参加したメディカルトレーナー部のメンバーはこちら
理学療法士学科昼間部・夜間部の1、2年生が中心の「若手チーム」が参戦しました
さて、この日の野洲市の気温は17度と気温が低い中、スタート開始の10時より降り注ぐ雨に、「低体温症」を引き起こす可能性が高くなります。
また雨でぬかるんだ芝生に足元を取られ、転倒してしまうことも予想されます
そういったランニング中の危険を考え、テキパキと準備を進める部員達
まずはAEDの確認です
ランニング中に転倒してしまったランナーを想定し、担架に乗せ運ぶ練習も行いました
1年生は先輩達に教わりながら、一つひとつの動作を確認していました
こういった準備や練習は、毎回菊地先生の指示ではなく部員達が自発的に行っています
想定される状況を考え、何が必要かを見極め行動する力が身に付いてきたように思います
救護ブースでは、レース前のランナーがコンディショニングに訪れました
気温や天候を心配しているランナーが多く、コンディショニング中の会話から「どういったランナーが多いか」や「ランナー達の状況」など情報を読み取ることが大切です
30K大会ではお馴染みとなりつつある、レース前の準備体操は今回もメディカルトレーナー部が担当
菊地先生を中心に部員達が前に立ち、ストレッチなどの準備体操を指導しました
ランナー達が一定の速さで走るための基準となるペースランナー、今回もフルマラソン3時間以内(1km4分15秒)ペースを本校のスタッフが担当
走っているランナーと並走しながら給水ボトルを渡すという試みにも挑戦 気分は箱根駅伝
!?
滋賀30Kでは、1周3kmのコースを10周します。
開始後すぐに降り始めた雨は刻々と激しくなり、ランナー達の身体に突き刺さります
部員達はランニング中のランナー達からも目を離さず、「ナイスランです!」「寒いですが水分補給は行ってください」といった声をかけ続けていました
ランナーにとっても、部員にとっても過酷なレースが続きました
終始天候が悪かったこともあり、レース後は早々に帰宅するランナーが目立ちましたが、救護ブースには常にケアを受けているランナー達が見られました
今回は、これまでに無い程の強い雨の中での救護を経験しました。
普段は出来る事が制限されるなど、異なる状況の中でいかにランナー達をケアし、大会運営をサポートするかを考えながら取り組むことが出来ました
過酷な状況の中でも、ランナー達がベストな状態でレースに参加できるよう、考えながら行動することが出来ていました
秋から冬にかけて、マラソン大会でのメディカルトレーナー部の活動はまだまだ続きます
活動報告をお楽しみに
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