「府内最強」を目指す!本校教員によるメディカルサポート!
2013年6月27日
本校の理学療法士学科の専任教員 菊地 淳先生が府内の高等学校に出向き、
クラブ活動のメディカルサポートを行っている現場をレポートします
なお、菊地先生は「スポーツ理学療法」を専門にしている本校きっての“イケメン教員”です
今回訪問させていただいたのは、高槻市内にある大阪府立の高等学校の男子ハンドボール部です。
今春3年生が引退し、マネージャーを含め部員の合計約30名のチームです
昨年から、外部コーチ(これまた本校のスタッフ!)からの要請により、大会前などの大切な時期に
定期的に選手の体調やカラダの動きをチェックしています
例えば・・・
・選手が試合で最高のパフォーマンスができるようにコンディショニング指導を行う
・ケガを予防したり、ケガをしてしまった選手には個別にトレーニング方法を紹介し指導する
このような活動を行っています
梅雨前線まっ只中のこの日は、大雨のため実戦練習が行えず、柔道場を借りての練習となりました。
こんな日だからこそ、理学療法士の視線は、選手個々のコンディショニングに注がれます
①ストレッチング
柔軟性のチェックは、パフォーマンスの命
理学療法士がいなくても日々、自分自身でチェックできるやり方を指導します。
ちなみにプロレスの技をかけているわけではありません!
②インナーマッスルのトレーニング
カラダの深部にある筋肉をトレーニング!
ハンドボールのように「ボールを投げる」動作を繰り返すことによる疲労や関節の負担に対抗できる
「強い関節」をつくります
③スローイング・チェック
理学療法士のもう一つの視線、「運動パターン」のチェック
選手個々のカラダの使い方を見極めることで、その選手に「より投げやすくなる」カラダの動かし方を気付かせます。
「より投げやすい」ということは、パフォーマンスが「より高く」なり、選手個々のレベルアップにつながります
ケガをしてしまった選手に対しては、医療専門職である理学療法士の技術を活かし、正しいアイシングやテーピングなどの自己処置の仕方を教えます。再発予防やパフォーマンス低下予防の自主トレ方法をアドバイスしたり、必要に応じて医療機関の受診をすすめることもあります
理学療法士がスポーツの現場で活動する最大のメリットは・・・
どんな病院を受診し、どのような経過が予想されるかを選手や監督・コーチに専門的なアドバイスができることです
「このタイプのケガは一般外科よりも整形外科の方がいいよ。」
「このネンザは、靭帯や半月板損傷の疑いもあるからレントゲンだけでなくMRIで診てくれる病院に行った方がいいよ。」
「この地域でスポーツでの膝のケガなら○○病院の○○先生に診てもらったら?」
「その後のリハビリは、だいたい○○週間で、こうしたトレーニングが中心になる。」
こんな風にアドバイスをもらえると安心ですよね
さらに、医療機関での診療やリハビリが終了した後も、現場にも理学療法士がいることで治療を引き継ぎ、再発予防や新たな障害※をしないような自主トレのプログラムを指導してくれます
※例えば、足のネンザをした後、今度はアキレス腱をケガしてしまうような場合。これを「二次障害」といいます。
わざわざ病院に行くことなく学校の練習現場で対応できることは、高校生の短い選手生活にとって「最強の武器」となります
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