視能訓練士学科3年制 「角膜検査」の実習☆
2014年6月21日
視能訓練士学科3年制の「視能矯正学総論実習」で「角膜検査」を行いました
角膜というのは眼の表面を覆っている膜のことで、黒目や茶目の部分にあたります
コンタクトレンズを付けている部分と言えばもっと分かりやすいかもしれませんね
「角膜検査」とひとくくりにしましたが、その種類はたくさんあります。
まずは角膜曲率半径計測です!
角膜の形やその力(屈折力)を調べます
手動で測るもの、自動で測るもの、とタイプの違う方法に分かれます。
違いを学びながら実習していきます。
自動と聞くと万能なイメージがありますが、この機械は自動では測りきれない角膜情報が測定できます
この何重にも重ねられた円の中心にのぞき穴がついています。
この穴からのぞきながら患者様の角膜に写った円の形を見て、その角膜の形や歪みを判断するというアナログな物になります
フォトケラトと言われ、プラチド角膜計で見えていた角膜に写った円を写真に収め、そして角膜曲率半径も測定できる機器です
ここまで紹介した角膜曲率半径やフォトケラト、全てを精密に解析した上でカラーコードマップと言われる検査結果が得られます。
写真の中央の青色や赤色が映っている画面がカラーコードマップです。
このマップを見て、角膜の形に異常がないかを判断します。
角膜の形に異常があると、例えばコンタクトレンズを使っている人は使えなくなったり、新たに治療用のコンタクトレンズを付けなければならなくなったり、と治療が必要になってきます
「自分たちの角膜はどんな形だろう??」
学生同士で見比べながら個人差があるということを学んでいきます!
眼の表面の一部、角膜だけでもこんなにも多くの検査があります 8O
視能訓練士学科では、分野別・系統別に講義と実習を繰り返しながら眼科検査に必要な知識・技術を身に付けていきます
今回紹介した「角膜検査」は近年特に発展・進化が目覚しい分野なので、その進化の軌跡をしっかりと学んだ実習になりました