メディカルトレーナー部 秋の活動報告@滋賀~救護ボランティア編~
2015年10月21日
そして迎えた大会当日、こちらが高島市教育委員会主催「2015びわ湖高島栗マラソン」の大会会場の様子です
朝早くから大勢のランナーの皆さんが来られていました
競技種目は2km走、クォーターマラソン、ハーフマラソンの3競技で、総勢2762名がエントリー 8O
約半数のランナーが滋賀県外からのエントリーで、最寄駅も朝から大混雑でした
こちらはハーフマラソンのスタート直前の様子
なんとも言えない緊張感が漂っていました
メディカルトレーナー部の部員達は、コース上に5ヶ所設置されている給水所に立ち、給水のお手伝いをしながら、体調不良の方やケガ人への応急処置を担当
救護したランナーの症状や処置した内容を「メディカルサポート記録シート」に記入
抜かりがありません
大会当日の高島市の日中の最高気温はナント26度
ランナーの皆さんにとっては過酷な条件下でのレースとなりました。
熱中症が原因と思われるふらつきや嘔吐等でレースを中断するランナーが続出し、メディカルトレーナー部の部員も大忙しで救護や応急処置にあたりました
そして菊地先生をはじめ、部員達が最も大忙しだったのはランナーの皆さんがゴールした後でした
やはり気温が高かったため、相当体へのダメージが蓄積されていたのでしょう、筋けいれんや嘔吐等、様々な症状を訴えに救護コーナーに来られ、部員達は適切な処置にあたりました
応急処置をしたランナーの方の症状は、ランニング膝・アキレス腱炎・靴ずれなどの創傷処置やテーピング事例が5件、熱中症による重篤な低ナトリウム血症が2件(うち1件が救急搬送)、筋けいれんや嘔吐・呼吸障害が6件の合計13件と、ほんの数時間の間に医師や看護師と連携し多くの処置を行いました
なかには重篤な症状に陥り、最終的には救急搬送となったランナーもいて、救急搬送時には会場が一時騒然となりました
部員の顔にも緊張が走ります
騒然となる救護コーナー
救急隊が行う搬送作業にもお手伝いをさせていただきました
マラソン競技がこれまでケア活動を行ってきた様々なスポーツ競技と違うのは「整形外科系の疾患」だけではなく熱中症などの「内科系の疾患」が多いことや、またそれが重篤な症状に至ってしまうケースがあることです。
今回の救護ボランティアの活動を通して部員達は救急医療を目の当たりにし「瞬時に適切な判断と処置を行う」という貴重な経験をしました
この経験を、今後部員達一人ひとりの財産として次に活かしていってほしいと思います
全て終わって集合写真、ハイポーズ おつかれ様
もう1枚 高島市のゆるキャラ「たかぴょん」と一緒にハイポーズ
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