視能訓練士学科3年制 海外研修レポートVol.5
2016年5月23日
研修3日目 今日は施設見学を中心とした研修プログラムです
9:00 施設見学
11:00 施設見学
12:00 施設見学
13:30 講義
16:00 修了式
施設見学 では、ライオンズビジョンギフトセンターを見学しました
日本ではアイバンクと呼ばれています
オレゴン州では車の免許取得者の約80%がドナーを希望しており、ギフトセンターでは移植を待つ世界中の患者様に角膜を提供しているそうです
また、この施設では角膜の他に心臓の心膜や血液の血清成分の抽出なども行っています 8O
それぞれ緑内障やドライアイの治療に役立てられているそうです
日本ではまだ馴染みのない治療法で、近い将来患者様の治療の選択肢が増えることを知り、とても刺激になりました
施設見学 では、オレゴン健康科学大学附属病院眼科・ケーシー眼科研究所を見学しました
日本でもここ数年で検査の需要が増えている検査機器について、それらを適切に検査できる視能訓練士の重要性を教えていただきました
施設見学 では、移動式アイモバイル車を見学しました
オレゴン州は面積が広く、都市部から離れた地域で暮らしている方々がたくさんおられます。
そのため、病院受診ができずに発見が遅れ、視力を失う方が多い地域でもあります
早期発見・早期治療を行うことを目的に、ボランティアで行っている移動式の眼科検診車がアイモバイル車です
ここでは問診と迅速かつ正確な検査の重要性について学びました
研修の最後の講義はケーシー眼科研究所視能訓練の役割についてです
アメリカでは患者様がスムーズに診療を受けられるようマネジメントを行うのも視能訓練士の大切な業務で、視能訓練士は眼科診療に欠かせない存在であると教えていただきました
3日間の研修が終了し、修了式が行われました
学生代表がこの3日間を通じて学んだことや、感謝の言葉を述べました
この研修期間中、ポートランド・コミュニティカレッジの学生の皆さんや先生、現地の方々とたくさん会話をする機会があり、英語で会話をすることには慣れましたが、それ以上に、伝えようという気持ちがあれば相手にも伝わるというコミュニケーションの偉大さに気づくことができました
今後、視能訓練士は得意とする専門分野を持つこと、そしてマネジメント能力が必要になることについても学び、新たな刺激を受けたようです
この中から再びアメリカに行き、国際的なフィールドで活躍する視能訓練士が誕生するかもしれませんね
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