第3回 高校運動部マネージャー対象「トレーナー講習会」を行いました!
2016年9月5日
オリンピックや高校野球と、この夏はスポーツの熱いニュースが多く見られました
様々な競技で選手が活躍する中、裏で選手達を支えるのが理学療法士を含む医療スタッフです
スポーツとケガは常に隣り合わせの存在です
予防はもちろんのこと、ケガをしてしまった時にしっかりと応急処置ができるようサポートすることが大切です
先月に2度開催された、大阪府教育委員会と大阪高等学校体育連盟のご後援のもと高校運動部のマネージャーを対象に熱中症対策・予防やケガの応急処置、現場でのテーピング法・ストレッチ、救命処置などの知識を学んでいただくために行われた「トレーナー講習会」の第3弾が開催されました
今回もたくさんのマネージャー・選手の方々にお越しいただきました
前回、前々回の様子はコチラ
高校運動部のマネージャー対象「トレーナー講習会」を開催しました!
第2回 高校運動部マネージャー対象「トレーナー講習会」を行いました!
トレーナー講習会では、高校運動部のマネージャーを対象に、ケガなく選手達が力を最大限に発揮できるようサポートする術を知っていただきました
今回参加したメディカルトレーナー部のメンバーはこちら
理学療法士学科夜間部1・2年生と昼間部のスポーツセラピーコースの学生たちが中心となり指導にあたりました
まずは熱中症対策からスタート
8月も後半を迎えましたが、まだまだ気温は高く熱中症対策は必須です
熱中症の原因は主に「水分切れ」と「体温の上がりすぎ」です
水分補給をする上で欠かせないのが塩分(ナトリウム)の摂取です
ミネラルウォーターにスポーツドリンク粉末と塩を足し、氷で冷やしたドリンクを作成しました
ナトリウム不足は筋肉がつる原因にもなります
今回学んだ方法をぜひ実践してみてくださいね
さらに、体温を下げるためにしっかりとアイシングをすることも大切です
次にテーピング法&ストレッチについて部活動の競技別に指導しました
どの部活動にも多い悩みがねんざです
教わったテーピング法を実際に実践
テーピングの巻き方については、ためになったとの感想をたくさんの参加者からいただきました
今回参加者の多かったバスケットボール部では「つき指」に対するテーピングの巻き方を教わる姿が見られました
また「肩」の故障が多い野球部ではケガを予防するストレッチ法を実践
他校の同じ競技種目のマネージャーとも交流でき、和気あいあいとした雰囲気で行われました
次に、「救命措置とAED使用方法」を実践
部員達と手順を確認しながら、意識確認から119番通報、AEDの確保、人工呼吸・心臓マッサージ、AEDの操作までの流れを実践しました
最後に、スポーツをする上で欠かせない「動体視力」について教わりました
動体視力とは、動いている物体を見る能力のことを言います
診療情報管理士学科の長弘先生より、「動体視力」の大切さについて教えていただきました
スポーツをする上で、動くボールや対戦相手を見る力はとても重要となります
日常生活の中で「動体視力」を鍛える方法をいくつか紹介します
走っている電車の窓から、駅名や看板に書かれている文字を読む
※各駅停車ではなく、急行や特急、新快速など速い電車に乗っていることがポイントです
走っている車のナンバーを見る
アプリを使ってトレーニング
「動体C力」というアプリでは、ゲーム感覚で動体視力を鍛えることができます
マネージャーや選手の皆さん、お疲れ様でした
今回学んだことを活かして、部活動で活躍できるよう頑張ってください
メディカルトレーナー部員の皆さんもお疲れ様でした
今回は先輩部員がいない中、後輩部員を中心に活動しましたが、顧問である菊地先生の手助けがほとんどいらない程、堂々と指導ができていました
また一歩成長した姿を見ることができました
今回感じたことや反省点はしっかりと振り返りをし、次の活動に活かしていきましょう
ますます活躍の場が広がるメディカルトレーナー部の次の活動報告を楽しみにお待ちください
スポーツ理学療法~メディカルトレーナー部の取り組み~