診療情報管理士学科「海外研修」に行ってきました!!(中編)
2012年5月9日
診療情報管理士学科「海外研修」の中編です。
毎日が驚きと学びの連続の学生さんたちの様子です
<4月26日(木)>
さあ、いよいよ、病院見学です。なんと3箇所もの病院を見学できます。
これぞ大阪医療福祉の海外研修の凄さです
見学先
☆退役軍人病院
☆カイザー・パーマネンテ病院グループのカルテを一元管理している診療情報センター
☆カイザー・パーマネンテ病院グループの「Otay Mesa Outpatient Medical Center」
まずは、退役軍人病院、病床数238床の退役軍人専用の病院です。日本には存在しない形態の病院です。
他の病院との違いは多くあるのですが、特に、軍人特有の症例を多く紹介して頂きました。
やはり、戦地での四肢欠損の症例が多く、専用の義手義足のユニットを持っていました。とても、興味深い見学となりました。
次に訪れたのは、カイザー・パーマネンテ病院グループのカルテセンターです 。電子カルテ化が進む今、紙ベースのカルテも徐々に減少していくのを目の当たりにしました 。
それにしても、スケールが大きすぎますね。アマゾンの倉庫みたい と学生が言ってました。
最後に訪問したのはカイザー・パーマネンテ病院グループの「Otay Mesa Outpatient Medical Center」です。
クリニックですが、その規模もさることながら、病院経営の基本コンセプトである予防医療の説明を多くして頂きました。
保険制度の違いからか日本の医療機関と違い、いかにメンバー(会員の患者さん)を病気にさせないかといった理念が浸透しており、様々な方法での健康啓もう活動(健康診断受診の勧告)を盛んに行っている実情を話して頂きました。
その後、クリニックのほぼ全セクション、(手術室もですよ!)を見学させて頂いてとても充実した内容となりました。
最後に、病院の前で集合写真を撮りました。
アメリカの医療制度は、日本と大きく異なりますが、目的は全世界共通。
緊張感が走りますね。すごい世界です。驚きの連続です。
<4月27日(金)>
いよいよ、カレッジでの研修、最終日です。病院経営学とカスタマーサービス学の講義でした。
アメリカの病院経営は、日本と異なり、診療と経営は完全に分離されていてそれぞれの専門家が担当します。
ドクターは診療に専念できる体制が敷かれています。
カスタマーサービス学は、患者さん=お客様の考え方です。日本もそのような考え方が広がりつつありますが、
アメリカは更に先を行ってました。
アメリカは、医療機関も日本とは異なり営利目的の医療機関もあり、医療保険制度も大きく異なるため医療機関経営は日本とはかなりの違いがありました。患者様が加入している保険の種類により治療の内容も異なります。
しかし、保険は異なっても患者さんによりよい医療を提供しようとする姿勢は同じ。だから患者様ではなくカスタマーなんです。
患者様(カスタマー)に選んでもらえる医療機関作り。これは世界共通と改めて思いました。
ランチを挟み、カレッジの学生との文化交流です。
文化交流は、とても盛り上がりましたよ。日本側は習字、折り紙を用意しました。
双方、国、文化、言葉は違っても医療、福祉を目指している学生同士。すぐに打ち解けましたよ
3日間、お世話になったカレッジのシンボルを囲んで、全員で集合写真。
最後はCPR/AEDのテスト。さあー結果はいかに
なんと、全員合格 皆、よく頑張りましたね。アメリカでの心肺蘇生法のライセンス取得です
研修の修了式の風景です。学生一人一人に、サウスウエスタンカレッジの修了証が手渡されました。
3日間と短かったですが、カレッジでの素晴らしい時間を過ごしました。最後は、全員で集合写真を撮り涙を流すなど感動的な修了式になりました
研修修了式の後は、一路、ディズニーランドのあるアナハイムへ移動です。
明日はいよいよ、ディズニーです。学生のテンションも最高潮です。
後編へ続く
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