理学療法士学科 メディカルトレーナーコース紹介③☆
2021年5月30日
引き続き、夜間部の新コース『メディカル・トレーナーコース』のご紹介です
今回は、活動報告 第2弾です
前回の記事はこちらからチェック☆
https://www.ocmw.ac.jp/contents/blogs/51508
※2022年4月、現在の「メディカルトレーナー部」が「コース」となり、夜間時間帯以外で授業があったり、複数の資格が取得できます※
本校メディカル・トレーナー部では、中学校・高等学校の運動部での医療ボランティアの活動として、これまで多数のスポーツ現場に赴いてきました
それぞれの部において、生徒の体調管理、怪我の予防、成長期特有のスポーツ障害に対する専門的な対応を指導することにより、出場機会が多すぎる主力選手を中心に怪我人が減少しました
年齢や性別、体格や体力に応じた適切なトレーニング方法を指導することで、チームのレベルアップにも繋がっています
本校メディカル・トレーナー部員の学生にとっては、こうした活動によって、上記のような結果に繋がることを経験し、学生相互の意識高揚、活動意欲の向上をもたらしています
また、中学や高校に直接出向いて活動を行うため、挨拶や礼儀、顧問の先生や生徒、保護者様との接し方や指導方法に至るまで、緻密かつ極めて厳しい指導がなされます
出務が許されるまでは、学内での姿勢・態度、学内成績、練習での経験と実績、達成度を鑑みて、外部活動への出務許可が下されます
さらに、対象となる学校・生徒に負担とならないよう、医療物品等については、メーカー、大会主催者から協賛として提供していただくなど、全面サポートしてもらっています
このような活動を通じ、同部に所属する本校学生の授業出席率や成績(特に実習成績)は一般学生の平均と比べて高い水準(実習成績は平均点で1割以上回る)となるなど、注目すべき好影響が出ているのです
その結果、就職時には、メディカル・トレーナー部で生え抜きの学生が高倍率の難関医療機関への就職試験で見事合格を勝ち取る事例が多く、現在では、メディカル・トレーナー部の学生に推薦求人をいただく医療機関も増加しています
中学校・高等学校の部活動を通じてメディカル・トレーナ部の活動が紹介され、成長期のスポーツ障害予防方法や専門の医療機関へのかかり方について問い合わせをいただくなど、情報交換を通じた新たな連携が生まれています
高校の部活動に在籍する生徒や顧問の先生、父兄などからも相談の電話連絡をいただくことも多く、学校スポーツの安全に対する関心の高まり、予防啓発に繋がっています
こうした活動の重要性は、スポーツ整形外科、関節外科(肩関節専門医、肘関節専門医、股関節専門医、膝関節専門医、足関節専門医)、脊椎外科(頸、腰椎)、スポーツ内科・婦人科の専門医療機関と連携して、我が国の専門的かつ適切な医療を受けることができるよう、具体的に生徒、保護者個々に指導が出来る貴重な機会にあると捉えています
当初は、中学・高等学校の運動部への出張を中心に活動して来ましたが、昨年度からは大阪医療福祉専門学校に来校してサポートを受けることが可能となっています
今では、社会人・プロの選手が対象となるまでに至りましたよ
こうした活動の中で感じているのは、学校スポーツだけでなく、プロアスリートに至るまで、スポーツに起因する病気や怪我に対する予防と、専門の医療機関、リハビリテーションについて、残念ながら十分な社会的認識はされていないという事実です
もっともっと社会的認知度を高めるためにも、この活動の必要性をますます感じています
将来、こうしたアスリートのために自分のスポーツ経験を活かしたい、捧げたいと思う若きメディカル・トレーナーたちの活躍にご期待ください
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