視能訓練士の知名度向上に向けて
2020年度 【視能訓練士学科 ３年制】 口述演題
背景
先行研究より視能訓練士の認知度は低いことが分かる．これには視能訓練士と他のコ・メディカルとでは知ったきっかけに違いがあるのではないかと考えた．
対象者および方法
対象は，大阪医療福祉専門学校学生127名(視能訓練士学科3年制40名，理学療法士学科昼間部1年制43名，作業療法士学科昼間部1年44名)．視能訓練士の知名度および各職種の知り方や目指したきっかけに関するアンケートを実施し，KJ法，棒グラフ，円グラフを用いて分析した．
結果
アンケートの結果より視能訓練士を知っている人は，名前だけ知っている人も含め96％と高い結果となったが，視能訓練士学科のある本校の学生を対象としたものであるため，世間一般の知名度は高いとは言えない．視能訓練士と多職種では知ったきっかけには差がみられなかった．目指したきっかけは，理学療法士・作業療法士学科で，お世話になったの項目が一番多かったが，視能訓練士学科では少なかった．
結論
視能訓練士の知名度を向上させるには，検査前に視能訓練士であることを名乗り印象を与える，講演会を開く，テレビで放送することで，視能訓練士を知るきっかけが増え，知名度を向上させる第一歩になるのではないかと考える．
