卒業研究発表

コロナウィルスによる学内実習の改善に向けて

― 専門学校学生へのアンケート調査より ―

2021年度 【理学療法士学科 昼間部】 口述演題

背景

COVID-19により検査測定・評価実習が自宅内又は学内での実習となった.臨床実習を行った際に知識不足や技術不足が見られることがあった.今後もCOVID-19の影響で学内実習になる可能性があるので,学内実習の質の向上を目的にアンケート調査を行った.

対象と方法

対象は,本校理学療法士学科昼間部3年40名,夜間部4年40名,令和2年度本校理学療法士学科昼間部及び夜間部卒業生40名とした.方法はGoogle Formを用いた記名式質問調査法で,学内実習の問題点と改善点についてのアンケートを行い,単純集計とグラフ化を行った.

結果

全体の問題として約60%が意欲の低下と回答された.そして全員が共通意見として臨床現場のイメージや疾患への理解が乏しいと意見が上がっていた.

結論

学内実習では基礎的な知識を得ることが出来ても,実践的な知識に対しての理解が追い付いていないということが分かった.それを踏まえ,学内実習では教員が学生の意見を聞き,それに対し具体的な意見を提示することで臨床的な知識の補填や修正,さらに意欲の低下を抑制し,学内実習で取り入れる知識を向上させることができるのではないかと考えられる.

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