作業療法士養成校の昼間部学生と夜間部学生のストレス度の違い
2022年度 【作業療法士学科 昼間部】 口述演題
背景
近年,高齢化が進んでおり作業療法士のニーズが高まっている為,作業療法士数の増加が必要である.そこで,作業療法士学科の学生として日々勉学に励んでいる中,学習に対するストレスの学部間の違いがあるのではと疑問に感じた為アンケート調査を行った.
対象者および方法
対象は,本校作業療法士学科昼間部2・3年生72名,夜間部3・4年生60名の合計132名である.方法は,Googleフォームにてアンケート調査を実施した.
結果
1日の授業数や授業開始時間で昼間部と夜間部にストレスの違いが生じていたことが分かった.昼間部では授業数,授業時間内でストレスを感じている人が多く,夜間部では授業数,授業開始時間は適切でありストレスを感じている人は少ないことが分かった.
結論
課題や自己学習など各自が学外で行うものにはストレス度に差はみられず,授業時間にはストレス度に差が見られた.昼間部は1日の授業数にストレスを感じてしまう可能性はあるが,生活リズムが安定し学習意欲の維持・向上がしやすく,夜間部は学んだことを当日に復習する時間が昼間部より短いが,1日の授業数が少なく負担になりにくいという結論に至った.